とんねるず、29年ぶり武道館復活ライブで動く億単位のカネ

 今年11月8日・9日に日本武道館でのライブを発表したとんねるず。18年3月に「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)が終了して以来、2人が一緒に仕事をするのは年2回の特番「とんねるずのスポーツ王」(テレビ朝日)のみ。石橋はYouTubeやネット番組、木梨も1-3月期放送のドラマ「春になったら」(フジテレビ系)に主演したが最近は芸術家としての活動が中心で、いずれも個人での地上波のレギュラー番組はない。

 ライブに至っては98~01年に「みなさん―」のスタッフと結成した音楽ユニット「野猿」として活動していたが、とんねるずの2人では95年9月14日に武道館で行われたコンサートツアーの最終公演以来、29年ぶりのこと。

 それでも、歌手としても140.8万枚を売り上げた「ガラガラヘビがやってくる」(92年)や、73.8万枚の「情けねぇ」(91年)など80年代後半から90年代前半にかけてヒット曲を連発していただけに、これから発売されるチケットは即完売が確実視されている。

 石橋は4月2日に公開していた自身のYouTube動画で「次利さんと一生懸命CDを聴いてる」と、とんねるずの数々のヒット曲を手がけた作曲家・後藤次利氏をプロデューサーに起用したことを発表。同じく盟友の作詞家・秋元康氏とのコンビで新曲を発表する可能性も噂されている。

 動画の中でライブ開催の詳しい経緯については明かされていないが、イベント会社の幹部は「武道館が満員なら約1万人。2日開催ならチケットだけで2億円、物販でも1億円以上の計3億円以上の売り上げが期待できる」と話す。2人が金に執着しているとは思えないが、大きなカネが動くビッグビジネスなのは間違いない。

「武道館の場合、ライブ開催の使用料は1日約500万円。準備や撤収も含めて4日間会場を抑えるなら2000万円です。ただし、物販用グッズの原価は25%前後と安い。それでもゲスト出演した芸能人やバックバンドのギャラ、スタッフの人件費を引いても1億円以上が残る計算になります」(前出・イベント会社幹部)

 今回のライブを機にコンビでの活動を再開するのかは不明だが、ネット上では《地上波で彼らの番組を見たい》と熱望するコメントも多い。昭和・平成に一時代を築いた寵児が本格復帰を果たすのか、今後の彼らの動向から目が離せなさそうだ。

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