自民党の小泉進次郎衆院議員が、9月11日に行われた内閣改造で環境相として初入閣。38歳の若さながら「ポスト安倍」の1人として期待を集めている。
小泉氏は2009年に初当選。これまで4回当選し、党青年局長、内閣府大臣政務官・復興大臣政務官、党農林部会長、党筆頭副幹事長、党厚生労働部会長を歴任し、今回の第4次安倍再改造内閣で環境相に抜擢された。
同日に更新された朝日新聞デジタル編集部のツイッターでは、父親である元首相の純一郎氏から「良かったな。環境問題は大事だから最高じゃないか」と言われたことが明かされた。また「Abema TIMES」によると、小泉氏は「環境省の仕事は、社会変革の仕事で、持続可能性が問われている問題について主導的に担っていく」などと抱負を語っていたという。
実際、以前から環境問題を重視していたのだろう、小泉氏はある応援演説で、場違いとも思えるゴミ問題に言及したことがあった。
「18年2月に行われた沖縄・名護市長選挙の応援演説でのことでした。自民党は、米軍普天間基地の辺野古移設を推進。基地移設に反対して3期連続当選を目指す稲嶺進氏に対抗するため、自民党は推薦する前市議の応援のため小泉氏を名護に送り込みました。ところがその演説内容が“あまりにも突飛すぎる”と驚かれたのです。同年2月配信の『AERA dot.』によると、小泉氏は基地問題には一切触れないどころか、最初に話したのはゴミの分別問題。『名護市はゴミを16分別すると聞いてびっくりした。私の地元の横須賀は4分別。16分別では大変』と切り出し、『こういう暮らしや毎日の生活、子供たちの未来のために何をやるかという政策論争が一番大事なんです!』と、何よりもゴミの分別の簡略化が大事だと言わんばかりの演説をぶったのです」(週刊誌記者)
環境相としてもぜひ、名護市のゴミ分別化問題に取り組んでいただきたい。
(石田英明)