【日ハム】新庄監督は特大本塁打にビックリでも他球団スコアラーは「当然」水谷瞬の「覚醒目前」評価

 現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに移籍した水谷瞬外野手が、2月4日の紅白戦(沖縄・名護)でいきなりの特大アーチを放った。

「右中間の一番深いところに入りました。相当なパンチ力がなければ右バッターであそこまで飛ばせませんよ」(スポーツ紙記者)

 新庄剛志監督も「打ったのは遅めのストレート。遅いボールはキレイな形で打たないと飛ばない」と感心していたが、ネット裏のライバル球団のスコアラーたちはあまり驚いていないようだった。

「水谷は昨季後半のファームで急激に打撃成績を上げてきているんです。2018年にドラフト指名された時から長打力には定評がありましたからね。スコアラーの間では、覚醒は目前という見立てのうようです」(前出・スポーツ紙記者)

 水谷は島根県・石見智翠館高校の出身。当時から特大のホームランを量産し、50メートル6.0秒と身体能力の高さを評価され、ソフトバンクから5位指名を受けた。しかし1年目は主に三軍、2年目の20年、そして21年は主に三軍に留まり、昨季はオープン戦途中までは一軍で絶好調だったものの、その後は打撃不振に陥り降格。一軍昇格はなかった。

「当時の小久保裕紀二軍監督もその才能に一目置いていましたが、環境を変えてやったほうがいいと判断したようです。ただ、昨年の現役ドラフトのリストに水谷が入っていると分かった時点で他球団はザワつきました。一番人気は巨人からヤクルトに移籍した北村拓己でしたが、どの球団も上位にランク付けしていましたよ」(前出・スポーツ紙記者)

 俊足・強打は新庄監督が好むタイプ。ブレイクなるか。

(飯山満/スポーツライター)

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