岸田文雄首相は13日、能登半島地震の被災者の避難先について、「二次避難先は行政で手配しており、避難者の方にご負担いただくことはありません」と自身のXに投稿。
背景に「誤情報」が散見されるとして、「影響の大きいアカウントだから正しいとは限りません。公共機関等からの情報の確認をお願いします」と注意喚起した。
さらに岸田首相は「悪質な虚偽情報は決して許されません」と強調するなど、異例の事態にSNS上では大きな反響が寄せられている。どうやら背景に“ある有名芸能人”の正確でない情報発信があったようだ。
WEBメディア編集者が語る。
「実はタレントのラサール石井が12日夜、自身のXを更新し、岸田首相が被災者にホテルや旅館などへの二次避難を呼びかけたことについて『被災者にそんな金あるか。だったらあんたが金を出して、旅館やホテルを借り上げ避難民を移動させろ』『馳浩石川知事に官房機密費から金出してやらせろ』などと噛みついたのです。しかし実際は、すでに政府や自治体がホテルや旅館を借り上げており、金銭的負担はかからないとのこと。どうやら事実関係をよく確認する前に脊髄反射してしまったようです」
岸田首相の投稿を受けて、馳浩知事も13日夜に自身のXを更新。ホテルや旅館に避難する場合の「無料マッチングダイヤル」を開設することを明かし、「ぜひご活用ください」と呼びかけている。
投稿後、ラサールのリプ欄には訂正を求める声が相次いで寄せられているが、本人は目を通していないのか、これに関して反応はない。
現在、「ラサール石井」がトレンド入りするほど話題になっており、本人の耳にも間違いなく届いているはず。鋭い舌鋒での再反撃に期待したいが…。
(ケン高田)