京都の「豆腐」に小バエ混入 購入者を激怒させたメーカー対応とは【2023年後半BEST】

 食料品における異物混入事件は枚挙にいとまがない。混入した異物の種類もさることながら、その原因も様々だ。しかし、問われるのは事件発覚後のメーカーの対応とも言える。では、今回の「事件」の主役となった京都の豆腐メーカーの場合はどうだったか。「被害者」のSNSの発信者はどうにも怒りが収まらないようなのだが…。(以下は12月6日配信記事を再録)

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 インバウンドが順調に回復したことで「オーバーツーリズム」が社会問題化している京都で、今度は名物の「豆腐」に“異物混入騒動”が勃発した。

 ことの発端はXへの投稿だった。

「んねぇ…悲しかったからこっちでも愚痴らせて 未開封のお豆腐に虫入ってた レシート捨てちゃったからお店に言えないので直接会社に電話した」

 ツイートには、豆腐のパッケージの中に小さな虫の死骸のようなものが混入している写真が添付されており、「送り返せば返金に応じてもらえるはず」というコメントに投稿者は、送り返したとしたうえで「返金されても98円w なんも要らないから二度と虫入れないで欲しい」と訴えている。

 ここで迅速に返金が行われ、製造会社から謝罪があれば大きな問題にはならなかったはずだが、どうやらそう簡単にことは運ばなかったようだ。

 投稿者は12月5日なって、あらためてXを更新。

「会社さんから電話あって虫じゃなくて繊維でしたって言われた いや、もうどうでもいいんだけどさ、虫じゃね?茶色のこれの中に赤や青の繊維も付着してたそうだけど虫だよどう見ても…どないやねん…余計不信感だよこのやろう」とツイート。繊維と言い張るメーカーに疑念を抱いているようだ。

「過去にも食品への異物混入事故は少なからず発生していますが、多くはメーカーが謝罪し、衛生管理を徹底することで騒動は収束しています。今回の件では、メーカーが『虫ではなく繊維でした』と主張しているようですが、写真をみると明らかに“小バエ”に見えますね。電話では相手の言い分に対して、『はい』としかいえなかったという投稿者ですが、現在は『虫は虫なんじゃ!!!羽と足見えてるやろ!!!!!』と怒りを爆発させています」

 現在、新たな進展は報告されていないが、メーカーはどのような対応を見せるのか、投稿は今でも拡散を続けており、ネット上で注目が集まっている。

(ケン高田)

*画像はイメージです

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