「国民にケンカ売ってんの」
12月22日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」（テレビ朝日系）に出演した元テレビ朝日社員の玉川徹氏に批判が殺到した。
この日の放送では、高級シニアレジデンス（有料高級老人ホーム）を特集。玉川氏は「豊かな人生ってなんだろうと、誰でも考えると思います。私も定年を迎え、終の住処ってなんだろうと。終の住処、究極の形ってなんだろう」と切り出し、東京・世田谷の高級シニアレジデンスをレポートした。
VTRで玉川氏がレポートした高級シニアレジデンスは〝城〟を思わせるような外観。地下にプールや大浴場、露天風呂、サウナがあり、カラオケルームやイベントホール、シアタールーム、ペットケアサロンも備えていた。モデルルームとして紹介された部屋は広さ110平方メートルでバリアフリー。リビングは19畳でバスルームとは別にシャワー室が設けられていた。
気になる費用は入居時年齢で異なり、75歳の場合、入居時費用は1億3860万円。月額費用は1人の場合は32万6000円、2人の場合は50万2000円と庶民には手が届きにくい金額だ。
案の定、SNS上でも《国民にケンカ売ってんの》《腹が立ってくるんですよね》《視聴者に反感持たれるだけですよね》《〝年金受給者の今〟とか取材したほうがよくない？》と非難轟々だ。
そんな声も露知らず、スタジオで玉川氏はクリニックも併設されて安心できると大絶賛し、「もう入りますか！」と大乗り気。
「玉川氏はいたく気に入ったようですが、自分の老後のために取り上げたと思われても仕方がありません。SNS上でも《公私混同》《自分の趣味嗜好で取材していますね》《番組の私物化も甚だしい》と批判されています。高額報酬のうえ定年を迎えて退職金もガッポリ入った玉川氏の財力なら入居できるでしょうが、ほとんどの国民には縁がありません。ごく一部の富裕層向けの高級シニアレジデンスを紹介しても国民の反感を招くだけです」（週刊誌記者）
玉川氏の終の住処が羨ましい限りだ。
（石田英明）
