東京五輪開催中の「首都高1000円上乗せ」にブーイング殺到!

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は、大会時に首都高速道路の混雑を緩和させるため、通行料を時間によって変動させる「ロードプライシング」を導入し、通行料金を1000円上乗せする方針をまとめた。
 
「実施期間は、五輪関連の行事が行われる開会式4日前の7月20日から閉会式翌日の8月10日までと、パラリンピック大会期間中の8月25日から9月6日までとなり、合計で35日間、料金が上乗せされることになる。なお、物流車両やバス、タクシーなどは除外され、主にマイカーが対象となります」(社会部記者)

 ただし、ネットではこうした動きに《1000円値上げだから空いてると思って首都高を利用しても、結局は大渋滞に巻き込まれてまったく動けないパターンでは》《ナンバーの奇数・偶数で利用できる日を変えればいいのに》《首都高の利用が減ったとしても、一般道が渋滞するだけではないか》など、批判が殺到している。
 
「1000円の値上げで空いているなら首都高を利用するというユーザーも多い可能性があることから、実際に渋滞緩和につながるのかは大いに疑問です。単にいつもより1000円高く徴収されて道が大渋滞であれば、批判が殺到することは間違いない。少なくとも、値上げ以外の案も考慮すべきだったと思いますが」(経済ジャーナリスト)

 いずれにせよ東京五輪開催中の交通は、予想だにしない事態が起きてもおかしくはない。
                                  
(小林洋三)

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