「あなたの番です」奈緒が西野七瀬の顔面に吐いた“毒霧”が残念なことに

 まさか美人女優があの必殺技を繰り出すとは! 

 ドラマ「あなたの番です 反撃篇」(日本テレビ系)でミステリアスな美女の尾野幹葉を演じる奈緒の演技に往年のプロレスファンが沸いている。
 
 8月25日放送の第18話では、リケ女の西野七瀬からイケメン大学院生の横浜流星を横取りしようとする奈緒が暴走。睡眠導入剤を使って横浜を自室で眠らせ、はぎとったシャツを着用して既成事実を作ろうとしたが、怒った西野は“私の彼氏に手を出さないで”と言わんばかりに奈緒からシャツをもぎ取り、横浜を部屋から連れ出したのだった。

「その経緯により西野に敵意を抱いた奈緒は、横浜の部屋を訪れようとした西野にモゴモゴ言いながら接近。怪訝な顔を見せる西野に対して突如、口から緑色の液体を吹きかけたのです。飛距離1メートルにもおよぶ緑の霧は西野の顔面を襲い、このシーンにプロレスファンから《グレート・ムタの毒霧だ!》《いや、本家のグレート・カブキでは!?》《奈緒ちゃん、毒霧上手すぎ!》といった反応が続出。日本テレビではかつて全日本プロレス中継を放送しており、ムタやカブキの毒霧はおなじみのシーンでしたから、日テレらしい演出だと考えた視聴者も多かったようです」(芸能ライター)

 プロレスに興味のない視聴者にはチンプンカンプンだろうが、グレート・ムタ(武藤敬司)らが得意にした“毒霧攻撃”は、試合終盤のクライマックスで繰り出される必殺技。その毒霧はおもに赤や緑の毒々しい色をしており、今回の「あな番」でもまさに緑の毒霧が噴射されたのである。

 プロレスの場合は毒霧の詰まった袋を口にふくみ、攻撃の前に袋を噛み切って中身を出すと言われている。それに対して奈緒は、画面に登場した時点から口をもごもごさせており、おそらく自室から毒液をふくんだまま歩いてきたようだ。そのようにリアルさも追求していた今回の毒霧だが、詰めの甘さが見受けられたという。前出の芸能ライターがささやく。

「奈緒が毒霧を西野に浴びせる瞬間、背景となる黒いドアに緑色の毒霧が良く映えており、その飛距離を印象付けていました。ところがこのシーンをよく見ると、西野には結構な量の毒霧がかかっているにも関わらず、彼女は緑色に染まらないばかりか、濡れている様子もなし。つまり毒霧の噴射はCGで描かれたもので、実際には噴射していなかったようなのです。いい感じで吹けなかったのか、それとも西野に毒霧を浴びせたくなかったのか。いずれにしてもせっかくの毒霧シーンが少し残念な感じになってしまいましたね」

 ぜひ奈緒には毒霧攻撃をマスターしてもらい、西野なり横浜の顔面を緑色に染めてもらいたいものだ。

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