若い女性が高額な売掛(ツケ)を背負わされ、その返済のために性産業で働いたり、詐欺犯罪をはたらくなど、社会問題となっている悪質ホスト問題。立憲民主党は11月13日に被害者や支援団体などからヒアリングを行い、翌14日には長妻昭政調会長が議員立法で法案を提出すると明かした。
11月16日放送の「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)ではホスト事情に精通するライターの佐々木チワワ氏をスタジオに招いてパネルトークが繰り広げられた。
その中で玉川徹氏はホストについて「悪質じゃないものもあるけど、悪質なものが問題なので」と前置きして、「構造的には信じ込ませて、いわゆる旧統一教会的なマインドコントロール的なものにして」とコメント。かつてホストクラブでもやしが1000万円で取引されていた事例を挙げて、「二束三文の壺を価値があるものとしてマインドコントロールで信じてしまってお金をいっぱい出してしまうっていうようなシステムになっている部分がある」と問題点を指摘していた。
その後、テーブルに置くことを目的とした“飾りボトル”が数十万~数百万円、1人の客にホスト全員がコールを行う“オールコール”が30万~50万円とする「価格実態」を紹介すると、玉川氏はさらにヒートアップして「公序良俗を超えている」とバッサリ。「お金がないって初めからわかっている人に対して、こういうことに誘導していくってことになれば、初めから風俗にいずれ沈めるみたいなことまで、考えてんじゃないかって思わざるを得ないですよね。この金額は」と高すぎる料金を批判した。
「番組では玉川さんが料金に注目して悪質ホストを批判していましたが、佐々木さんとしては、あくまで一部のホストであると主張。高額な料金についても、『一緒にいてあげるとか承認欲求を満たすサービスを提供はしている』として、ホストの高額サービスそのものを全否定することはありませんでしたが、玉川さんは頭ごなしにホスト業界を否定しているように見受けられました。ネット上でも『ホスト業界から訴えられないか』『全ホストを敵にまわした』といった意見が見られました」(メディア誌ライター)
玉川徹氏はホストクラブに足を運んだ経験はないのだろうか。もしも未経験なら、ぜひ現場を取材してもらいたいものだが…。