すき家の店内食で「使い捨て容器」導入か…SNSに相次ぐ報告「さすがに味気ない」

 牛丼チェーン大手「すき家」で店内飲食した利用者から、食器が使い捨てのものに変わっていたという報告がSNS上に相次いでいる。《衛生的で良い》という声がある一方で、《さすがにこれは寂しい》と否定的な意見も少なくない。今後、使い捨て容器を導入する店舗が増えていくのだろうか。

「以前からポツポツと投稿がありましたが、10月下旬頃からX(旧Twitter)にすき家の食器が使い捨てになっているとの投稿が急増しました。今月3日にとあるユーザーが写真付きで『(すき家で)まぐろたたき丼を注文したら丼容器が使い捨て、水は紙コップ、トレーも安っぽくなってるなど変化があって近未来SFぽい食事を体験できた』と投稿したところ、5万8000以上のいいねが付くなど大きな話題となりました」(ネットライター)

 すき家の広報によると、使い捨て容器は2022年からセルフサービスなどを導入する都内の一部店舗にて採用しているという。こうした容器は通常の丼などに比べて軽く持ち運びに便利なため、セルフサービスで客が席まで商品を運びやすいことも導入の理由なのだとか。

「持ち運ぶには軽く、落としたとしても割れる心配もありませんし、使い終わった容器は洗う必要もないのでスタッフの労力も軽減されますから、合理的といえば合理的なのかもしれません。ただ、ようやくコロナも落ち着いて安心して外食も楽しめるようになった今、お店で食べる商品がテイクアウトと同じような使い捨て容器では、味気なく感じてしまいますよね」(フードジャーナリスト)

 できれば牛丼は、ずっしりと重みのある陶器のどんぶりで食べたいというのが正直なところではないだろうか。

(小林洋三)

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