2013年に「ないとー」と「渋谷ジャパン」の2人で結成された登録者数268万人を持つ人気YouTuber「おるたなChannel」に批判が殺到している。
おるたなは、実験モノや大食い企画が人気となり、過去には1000万回再生の動画を多数生み出してきたYouTuber。2022年には、アートネイチャーや花王のバブなど大手企業のCMキャラクターにも起用され、YouTubeの枠を飛び越えて人気を博した。
そんな彼らに一体何が起こったのか。
「メンバーのないとーが今月10日に自身のX(旧ツイッター)で、『みんなは投資やってる? その中でも今回はCFD取引について説明するよ! 大事なのは自分が許容できる範囲で、みんなもお金のあり方を考えていく必要があるということ!』と、証券会社のPR動画を投稿したんです。YouTubeの視聴者は『PR』と呼ばれる企業案件動画を嫌う傾向にあるため、Xに投稿したのでしょうが、添付された動画をクリックすると、証券会社のホームページに飛ばされる仕組みになっていたため、これにはフォロワーから『おるたな終わったな』『悲しくなったわ』と批判の声が上がっています」(YouTubeライター)
過去にも、YouTuberが動画で投資案件を宣伝し、炎上した例があった。
「例えばYouTuberのマスオは8月、自身のYouTubeチャンネルでおるたなと同じ証券会社のCFD取引のPR動画を投稿し、批判が殺到。また、HIKAKINと並ぶクリエーターの先駆者でカプセルトイなども手掛けるYouTuberのメグウィンは、2021年にFX自動売買システムをPRしたものの、その証券会社が無登録で金融商品取引を行っていたことが発覚。自身も750万円もの損失を出し、大炎上する騒ぎとなりました」
一気に莫大なギャラが入ってくる企業案件だが、視聴者が離れてしまうことを考えると、人気YouTuberにとってはあまり美味しい仕事とは言えないようだ。
(佐藤ちひろ)