内閣府調査で衝撃事実判明!年収200万円台の30代男は「4人中1人しか結婚できない」

 現在、日本の大きな社会問題となっている少子高齢化。その原因の1つに挙げられるのが未婚率の上昇や晩婚化だが、これに関して内閣府が今年公表した「年次経済財政報告」の中で衝撃的な事実が明らかになった。

 年収800万円以上の30代男性の未婚率が17.3%なのに対し、年収200万円台の未婚率は76.3%と、4人中1人しか結婚していなかったのだ。

 低所得者ほど結婚へのハードルが高いことは多くの人が感じることだろうが、統計という形で事実を突きつけられたことにネット上では、《そこまでひどい状況だったのか》と驚きの声もあがっている。また、当事者と思われる人物からは、《結婚以前に自分1人が生きてくだけで精一杯》《収入を知った途端、彼女から別れを告げられた》などの悲痛なコメントもあった。

「年収200万円台となると、婚活パーティに参加できたとしても、年収制限のない一部のイベントだけです。ただし、こうしたパーティに参加する女性の多くは恋人探しが目的で、結婚に至るケースは多くありませんね」(結婚情報誌編集者)

 ただし、今年3月に総務省が発表した「令和2年国勢調査 都道府県・市区町村別特性図 未婚率」を見ると、地域ごとの偏りはあるようだ。首都圏を含む東日本の大半の都道府県の25〜39歳の未婚率は54%以上と高いが、中国地方や九州・沖縄などの西日本は、50%未満が6県、50〜51%が5県と低くなっているのだ。

「福岡県も51〜52%と低く、人口100万人以上の都市を抱える都道府県の中では、もっとも結婚しやすい自治体となっています。一方、地方でも東北は山形県以外の未婚率は53%以上。たかが数%と思われがちですが未婚率においてこの差は非常に大きいのです。こちらの統計は年収が考慮されていませんが、確率論で言うなら西日本に移住したほうが低所得の方も結婚できるチャンスは大きいはずです」(前出・編集者)

 今や「婚活のために移住」という選択肢もある時代なのかもしれない。

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