来春放送予定だった木村拓哉主演のスペシャルドラマ「教場」が延期となったことが、フジテレビの定例会見で発表された。同ドラマは本来、この秋に撮影がスタートするはずだったという。
「ドラマ『教場』のSP版に関しては、ジャニーズ事務所の性加害問題の影響で共演者の降板や、スポンサー撤退の噂などが一部で報じられていました。そんな中、9月の定例会見でフジの専務取締役・大多亮氏は『この秋に収録して来春くらいには放送したいという思いで編成と制作の中では動いていたことは事実』とコメント。しかし『脚本の内容をもっと詰めたい』という声がスタッフや主演の木村からあがり、『クランクインまでの時間との整合性を考えると、ここで無理して制作するのではなく来年にという話になった』と、クオリティ向上のための延期だと説明しました」(フジテレビ系)
だが一方で、9月29日配信の「東スポWEB」では、「教場」の新作について「(性加害問題で)スポンサーが難色を示したためストップがかかった」という制作関係者の証言を掲載。さらに「教場」の撮影が止まったことで、過去に木村が主演した別作品の映画化が噂されているという。
「記事によると、2019年放送の木村主演のドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)が、映画化される可能性があるのだとか。同ドラマで木村は型破りなフランス料理のシェフを演じ話題を集め、視聴率も最終回で16.4%を記録するなど大ヒット。そのため、木村本人も乗り気のようです。映画ならば、スポンサーありきのドラマとは違い、映画会社やテレビ局などが共同で出資する製作委員会方式なので、今の状況でも実現しやすいのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
ジャニーズの性加害問題が話題になって以降、インスタグラムのコメントが炎上するなどイメージを下げている木村。今後、人気ドラマの映画化を成功させ、逆境を跳ね返せるか。