今や珍しくなくない国際結婚。厚生労働省「人口動態調査」によると、コロナ前までは毎年2万1000組前後のカップルがゴールインしており、その約7割が夫日本人・妻外国人という組み合わせだ。
だが、そもそも日本人男性は海外でモテるのだろうか？ そこで「花嫁を探しに、世界一周の旅に出た」（産業編集センター）の著者で、「ザ！世界仰天ニュース」(日本テレビ系)、「トリビアの泉」（フジテレビ系）など数々の人気番組を手がけたTVディレクターの後藤隆一郎氏に話をうかがった。
「アフリカなどの貧困国の女性にはモテましたが、〝日本人＝金持ち〟という経済力がその理由のように感じました。むしろ、同じアジア系なら韓国人のほうがモテると思います。BTSなどの韓流スターの影響で欧米女性にも人気で、私が日本人だと知ってガッカリされたこともあります（苦笑）。ただ、イスラム圏は宗教の関係もあって純粋な女性が多く、仲良くなると一気に打ち解ける可能性があるなと感じました」（後藤氏、以下のコメントも同）
よく「親日国の女性にはモテやすい」なんて話も聞くが、3年7カ月にわたって世界を旅した後藤氏は「重要なのは国よりも場所」と語る。
「1つ目は語学学校です。例えば、フィリピンのセブ島や地中海に浮かぶマルタ共和国は多くの英会話スクールがあり、いろんな国から生徒が集まります。一緒に過ごす時間が長いため、恋愛に発展することも珍しくありません」
そして、2つ目に挙げたのは〝沈没宿〟と呼ばれるホテルやゲストハウス。ヒマラヤ山脈アンナプルナ連峰の麓にあるネパールのポカラや紅海に面したエジプトのリゾート地・ダハブ、アフリカのタンザニアにあるザンジバル島などにある沈没宿で数多く恋愛が生まれる瞬間を目にしたという。
「1日、2日で次の場所に移動せずに長期滞在する方が多いんです。そのため、語学スクールと一緒で過ごす時間が長いため、親密な関係になりやすいんです。なかには『もういい歳だから…』と年齢を気にされる方もいると思いますが、海外の女性はこっちが思っているほど気にしません」
これは独り身の中高年には朗報。積極的にコミュニケーションを取れるように語学力を磨き、海外婚活に励んでみるのも悪くないかも。
（高島昌俊）
