謹慎明けも問題発言連発!テレ朝・玉川徹氏「定年退職後」の“舌鋒”の行方

 7月31日に定年退職を迎えたテレビ朝日元社員の玉川徹氏。2019年12月放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)では、定年について「僕なんかは、60歳で自動的にクビだなって、思っている」と発言したが、同番組のレギュラーコメンテーターは定年後も務めている。

 政治経済から社会、医療問題まで幅広く、鋭いコメントができるのが玉川氏の持ち味。ただ、ときには失言して炎上するのが悪いクセ。強烈な記憶として残っているのが、22年9月の放送で、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相のスピーチについて、「当然これ、電通が入っていますからね」の事実誤認発言。大問題となり、出勤停止10日間の謹慎処分を受けた。以降、不定期で出演し、4月からレギュラーコメンテーターとして本格復帰した。

「国葬での問題発言で懲りなかったのか、本格復帰以降も、たびたびやらかしています。4月19日の放送では、新型コロナウイルスについて、『もともと健康な人と若い人は、はじめからコロナはたいした病気ではない』と断言。でも、コロナ禍の初期に〝コロナは命を脅かす危険な感染症〟として警鐘を鳴らしたのは玉川氏本人です。今さら『たいしたことがない』では、無責任のそしりも仕方ありません」(テレビ誌ライター)

 4月26日の放送では、玉川氏は現在日本に輸入されている小麦が将来的に輸入できなくなる可能性があることを指摘。そのうえで「農家は米の生産をやめて小麦にいってほしい」「食べないものを作ってもしょうがない」などと発言した。玉川氏は今後、米の需要は減っていき、米の生産が減っても自給率は保てるというが、言葉が過ぎた感がある。

「定年退職し、玉川氏本人も今、手探りの状態のはずです。テレビ朝日社員の肩書きが取れて発言の自由度は増すのか、それとも切られることを恐れてコメントが無難になるのか、秋に向けて少しずつ見えてくるのではないでしょうか。ちょっと過激な発言が玉川氏の魅力だけに、よりいっそう、歯に衣着せぬ発言に期待したいところです」(前出・テレビ誌ライター)

 定年でクビだと思っていたのだから、思う存分暴れて、視聴者を喜ばせては?

(石田英明)

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