タレントのデヴィ夫人が7月18日、ツイッターを連投。ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題を批判した東山紀之を逆に実名批判した。
デヴィ夫人は一連のツイッターで「昨今の流れは偉大なジャニー氏の慰霊に対する冒涜、日本の恥である」「ジャニー氏が亡くなってから、我も我もと被害を訴える人が出てきた。死人に鞭打ちではないか」と持論を展開。東山については「その才能を見出し、育て、スターにしてくれたジャニー氏に対して、恩を仇で返すとはこのことではないか。非礼極まる」と断じた。
東山は5月21日、メインキャスターを務める「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)に出演。ジャニー喜多川氏から性加害を受けた「元Jr.たちの勇気ある告白は真摯に受け止めねばなりません。実際に被害を訴えられていることは本当に切実で、残念でなりません」と言及。〝ジャニーズ〟という名前を存続させることにも疑問を呈した。
東山がジャニー喜多川氏の性加害問題に言及してから2カ月。デヴィ夫人の東山批判には〝今さら感〟があるが、ジャニーズ関連の性加害問題には以前にも寛容な発言をしていた。
TOKIOの元メンバーの山口達也氏が2018年2月、自宅マンションで女子高校生に無理やりキスをするなどの行為をしたとして、同年4月に強制わいせつの疑いで書類送検された事件でのこと。
この件について、デヴィ夫人は18年4月のブログで「たかがキス位で無期限謹慎なんて厳しすぎ、騒ぎすぎ」と山口氏を擁護し、「Kissされたら、トイレに行ってうがいして『ちょっと失礼』と言って2人で帰ってくれば良かったわけじゃないですか」と、私見を述べた(のちに「強制わいせつ罪の嫌疑がかけられていたTOKIOの山口容疑者が、単にキスをせまっただけではないことが判明」したとして当該ブログを削除)。
「ツイッターを見ると、デヴィ夫人はジャニー氏をよく知っているようで、その功績も讃えています。だからといって、ジャニー氏による未成年者への性加害を軽く見るような発言はいただけません。東山にしても、情報番組のキャスターという立場があり、ジャニーズ所属タレントの最年長でもあります。スターにしてくれた人であれば、何をやっても許すというわけにもいかないでしょう。デヴィ夫人には〝今さら何を言っているんだ〟と憤りを感じているはずです」(芸能記者)
今回ばかりはデヴィ夫人のほうが、分が悪そうだ。
(石田英明)