イタリア大手紙が冨安健洋をセリエA「新加入ベストイレブン」に選出!

 今夏の移籍マーケットでベルギーのシント・トロイデンからイタリアのボローニャへ加入した日本代表DF冨安健洋が、新加入プレーヤーの“ベストイレブン”に選出された。

 冨安の名を、ズラリと並ぶスーパースターの中に加えたのは、イタリアが誇る大手スポーツ紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」だ。同紙はこの夏の移籍市場でイタリア・セリエAのクラブへと居を移した新加入プレーヤーのみでベストイレブンを選出し、およそ90億円もの移籍金でアヤックスからユヴェントスへ加入したオランダ代表DFマタイス・デ・リフトや、世界屈指のウルグアイ代表CBディエゴ・ゴディンらと共にボローニャDFの冨安健洋を加えたのだ。

 最もオーソドックスな4-4-2のフォーメーションをベースに、冨安はデ・リフト、ゴディン、そしてレアル・マドリードから強豪ミランへ移籍したテオ・エルナンデスらと共に4バックの一員に。センターの2名はデ・リフトとゴディンを据え、冨安は本職ではない右サイドバックとして選出されているが、周囲のプレーヤーのあまりのビッグネームぶりにはさぞかし本人も驚いていることだろう。

「イタリアのボローニャといえば、かつて日本代表のレジェンドである中田英寿氏が在籍したクラブです。冨安にかかる期待は大きいことは想像できますが、大手紙の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がベストイレブンに選ぶほどの期待の大きさだったとは誰も予想できなかったでしょう。冨安と同じくベストイレブンに選ばれたデ・リフトはバルセロナやマンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンといった世界の名だたる強豪が争奪戦を繰り広げたこの夏最大の注目プレーヤーでした。年齢は20歳の冨安より一つ下の19歳ですが、今後は同世代のDFとして凌ぎを削り合ってほしいですね」(スポーツライター)

 やや過剰とも思える期待が集まる冨安だが、セリエAで大成できれば選手としてさらなる飛躍に繋がるのは必至。まずは右SBという慣れない役割を全うし、磨きをかけていってほしいところだ。

(木村慎吾)

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