窃盗被害400万円のトレカ店に「現金は多めに?」、宮根誠司の質問に批判殺到

 レア度が高いものになると、「億単位」で取引されることもあるトレーディングカード。近年は資産価値に注目が高まり、今では「トレカ投資」なる言葉まで浸透している。

 そんな中、23日の深夜には愛知県一宮市のトレーディングカード店で窃盗事件が発生。現金が入った金庫やトレーディングカードが盗まれ、被害総額は約400万円にのぼった。防犯カメラには、犯行グループが入り口のガラス扉を破壊し、段ボールなどを運び出す姿がおさめられていた。

 現場からの中継でこの事件を報じたのは6月26日放送の「ミヤネ屋」(読売テレビ)。被害に遭ったトレカ店とスタジオを中継で結び、司会の宮根誠司がエリアマネージャーを務めるスタッフにインタビューを敢行。「大変な時に申し訳ありません」と恐縮しつつも、「事件の当日なんですが、午前2時。本当に真夜中ですよね」と尋ねると、エリアマネージャーの男性は「うちは(深夜)1時まで営業しているんですけど、1時50分でうちの従業員が退店して、セコムをセットして、帰った後に行われた犯行になります」と答えていた。その後、犯行グループの手際の良さ、下見をしていた可能性、店舗の盗難対策について言及した後、宮根はこんな質問をぶつけた。

「イベントもやられる予定だった。トレーディングカードっていうのはみなさん週末に、お休みの時に買いに来られる方が多いので、たとえば金曜日の夜、土曜日にかけてっていうのは、ある程度、現金は多めに置いておくとか。そういうことはされるんですか?」

 この問いにエリアマネージャーの男性は「そうですね」と答え、「うちは販売しているだけでなくて、お客様からレアなカードを買い取るということもやっておりますので、現金を用意しておくというのは実際あります」と説明。これにSNSでは《宮根さん変なこと聞かないで》《何を聞いてんだ》といった批判が殺到する事態に…。

「一宮市の窃盗は金曜の深夜に発生しました。じつは今年2月に同じような窃盗事件が発生しており、こちらも金曜深夜の犯行。ちなみに『ONE PIECE』の新作カードが発売される前夜のことでした。犯行グループにとっては、周知の事実だったかもしれませんが、わざわざ全国ネットの電波で、現金を用意するタイミングについて伝える必要はなかった気がします。また、番組ではレアなカードは現金とは別の金庫に保管しているとの話も聞きだしていて、宮根さんの質問が“犯罪者目線”との指摘を受けても仕方ないかもしれません」(メディア誌ライター)

 いずれにしても、全国のトレカ店は週末の警戒をいっそう強めてほしいものだ。

エンタメ