向井理が諸葛孔明を演じる今秋放送のトンデモドラマとは

 5月1日、この秋から水曜10時枠で放送されることが発表されたフジテレビ系連続ドラマ「パリピ孔明」。原作は「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の人気コミックで、主人公は西暦234年、病により陣中で没した中国・三国時代の天才軍師として知られる諸葛孔明。死後、現代に転生し、渋谷のクラブで出会った歌手志望の少女をマネージャーとして支えるぶっ飛んだストーリーとなっている。

 ちなみに孔明役を演じるのは、同局での連ドラ主演は20年放送の「10の秘密」以来となる向井理(41)。昨年放送されたアニメ版はともかく、今回のドラマ化には驚いた原作ファンも多く、ネット上では《まさかの実写化》《テレ東ならワンチャンあると思ったがフジは予想外》といったコメントも。

「この反応は当然で、業界内でも『やっても深夜枠だよぁ』って声が挙がっていました。プライムタイムの10時台の放送なので当たればデカいですが…」(テレビ誌編集者)

 ヒロインの歌手志望の少女役はまだ発表されていないが、歌うシーンはストーリー上不可欠。そのため、演技力以上に歌唱力が求められると言ってもいい。

「ドラマを生かすも殺すもこれ次第。転生した孔明が主人公というインパクトと話題性は十分なだけに、ヒロイン役の女優へのプレッシャーは大きいと思います」(前出・編集者)

 ネット上では橋本環奈や上白石萌歌、高畑充希ら若手トップ女優たちの名前が上がっている一方、無名の新人女優を大抜擢する可能性も指摘されている。ただし、ヒロインが高い歌唱力を持っていても必ずヒットするとは限らないようだ。

「01年の『傷だらけのラブソング』(フジテレビ系)では、本作でデビューした中島美嘉が歌手志望の少女役を好演。歌唱力が絶賛され、ドラマ主題歌『STARS』は60万枚の大ヒットを記録しましたが、一方で平均視聴率は9.7%(※ビデオリサーチ社調べ)と当時としては苦戦。下手では論外ですが、歌が上手くても高視聴率が約束されているわけではありません」(前出・編集者)

 ここは天才軍師・孔明の計略でぜひドラマを大ヒットに導いてもらいたい。

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