待望の「最強大食い王決定戦」(テレビ東京系)が、3年ぶりに帰ってくる。5月4日に、3時間半にわたる熱い戦いが繰り広げられるのだ。
前回の放送は20年1月。参加者の顔ぶれは大きく変わった。今回から海外のフードファイターが参戦する。中でも大食いファンが注視するのが、アメリカのモリー・スカイラーだ。
「アメリカの大食いプロ集団に所属する女性です。早食いを得意としていますが、大食いでも強い。14年の『大食い世界一決定戦』でアメリカ代表として、日本チームと対戦。圧倒的な強さでアンジェラ佐藤に勝ちました。日本のフードファイターたちがまだまだであることを思い知らされる、衝撃的な事件でしたね。これまで国別の団体戦である『大食い世界一決定戦』には出ていたのですが、個人戦の『最強大食い王決定戦』に出るのは初めて。実に楽しみですね」(テレビ誌記者)
スカイラーに挑むのは日本人最強の呼び声が高い、らすかる新井やアンジェラ佐藤。はたして世界レベルのスカイラーに勝つことはできるのか。先のテレビ誌記者が予想するには、
「モリーは噛む力が強く、肉を得意としています。『世界一決定戦』はアメリカで行われ、食材は見るからに固そうなアメリカのステーキでした。日本人選手は噛むのに苦労してペースが落ち、敗北を喫しています。今回は日本で行われるため食材は変わりますし、決勝戦の食材はラーメンというのが決まりですから、スカイラーに勝つ可能性はありますよ」
残念なのは、日本人のトップを走り続けるMAX鈴木と、女王・もえのあずきが不在であること。そして何よりも「魔女」と呼ばれた菅原初代さんがすでに世を去っていることだ。
「スカイラーと菅原さんは『世界一決定戦』で戦っています。結果は僅差でスカイラーの勝ちでしたが、日本人選手として初めて、彼女を追い詰めました。これによって、日本惨敗のショックを払拭できた。再戦を望むファンは多かったのですが…」(前出・テレビ誌記者)
菅原さんの遺志を継いだ若いファイターが、スカイラーを倒してくれるよう願いたい。
