東京・練馬区の「としまえん」跡地に6月16日にオープンする「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のチケット予約が始まったが、予約開始直後からサイトでは数万人の待機が発生するなど大盛況となった。一時はオワコン扱いすらされていた「ハリー・ポッター」シリーズの人気の強さをあらためて示した形だ。
「チケット予約は22日の14時からスタートしましたが、直後から『ただいま混雑しております。順番にご案内しますので、お待ちください』というアナウンスが表示され、待ち人数は一時10万人を超えたといいます。SNSなどでは《4時間待っても予約出来なかった》といった混乱の声も投稿され、同施設が公式ツイッターで、『皆さまからのご好評につき、現在、大量の予約を処理しているため、待ち時間が長くなっております』と事情を説明して謝罪する事態になったのです」(ネットライター)
映画ハリー・ポッターシリーズの世界観が楽しめる同施設は、ハリー・ポッターをテーマにしたアトラクションがすでに「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」にあったことや、原作の小説が07年(日本発売は08年)に完結していることなどから、発表当時は《絶対に成功しない》など厳しい声が大半を占めていた。
「昨年1月にはスマホ用のAR位置情報ゲーム『ハリー・ポッター:魔法同盟』がわずか2年半でサービス終了になるなど、ハリポタ人気に陰りが見られたかと言われていましたが、一方で同作のゲームタイトル『ホグワーツ・レガシー』は、発売から2週間で1200万本を売り上げるなど大ヒットしており、加えて今回のチケット販売の大盛況ぶりですからね。依然として『ハリポタ強し』としか言いようがありません」(フリージャーナリスト)
現在上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」も1月時点で総観客数が30万人を突破するなど好調で、まだまだハリポタ旋風は続きそうだ。
(小林洋三)