見てろ村上宗隆!「師匠」岡本和真が侍ジャパン初アーチに込めた鬱憤晴らし

 3月4日、WBCに臨む侍ジャパンの壮行試合でチーム初アーチを放った巨人・岡本和真。これまでの鬱憤を晴らすような一発だった。
 
 6日の大谷の2連発にかき消されたが、岡本は壮行試合4試合で13打数5安打(打率.385)と絶好調だった(4日時点、以下同)。チーム最多の6打点もマークしていた。気になるのは、昨年最年少三冠王に輝いたヤクルト・村上宗隆や、本塁打王を獲得すること3度の西武・山川穂高のバットが湿りがちかなことだが、その分も岡本がカバーしていた。
 
「思えば、岡本は18年から巨人の4番を務め、5年連続で30本塁打以上を記録。20、21年は本塁打王と打点王の二冠に輝いている実力者ですから、これまで侍ジャパンに選出されなかったことが、むしろ不思議でした。21年の東京五輪には、当時、無冠だった村上が代表に選ばれていますから、悔しい思いをしたことでしょう」(スポーツライター)

 野球解説者の高木豊氏は3月5日に更新した自身のYouTubeチャンネルで、好調の岡本を3番に起用することを勧めている。強化試合が始まった当初は下位打線だったことを考えると、関係者の評価はもうなぎ上りだ。
 
 選手個々の調子には明暗が出始めているが、かといってチームの空気が張り詰めているかというと、そうでもないようだ。

「4日の試合後のヒーローインタビューで岡本は、村上、佐々木朗希、宮城大弥の3人から『師匠』と呼ばれていることを明かしています。『あいつらナメている』と笑いを誘っていました」(同)

 巨人ファン、いや日本のプロ野球野球ファンが、WBC本選での岡村の特大アーチを期待している。

(所ひで/ユーチューブライター)

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