エースコック「わかめラーメン 麺なし」が定番化!ラーメン店でも追随現象が

 エースコックのロングセラー「わかめラーメン」の麺なしバージョンである「わかめラー 麺なし」が2月6日から定番商品として全国販売される。ラーメンの肝とも言える麺が入っていない驚きの商品だが、実は最近ではラーメン店でも「麺なし」を頼む客が増えているという。

「同商品は2020年4月に限定商品として発売されました。麺をなくした代わりにわかめを増量した、要するにわかめスープなのですが、ダイエット中でもラーメンを食べた気分を味わいたいといった人からの支持を集め、80種類以上発売されたわかめラーメンシリーズの中でも最多の出荷数を記録したといいます。その後、14年に限定として復活すると常時販売を望む声も多く、ついに定番化されることになったのです」(ネットライター)

 ラーメンから麺をなくしてしまうのは意外な感じもするが、最近ではラーメン店でも麺なしを注文する客も少なくなく、対応する店舗も増えている。博多ラーメンの「一風堂」では定番の「白丸元味」の麺を豆腐にした「白丸とんこつ豆腐」を一部店舗で販売。するとこれが大好評となり、カップスープとしても販売されているのだ。

「他にも、辛うまラーメンとして大人気の『蒙古タンメン中本』では食券を渡す際に申請すれば麺なしにも対応し、豆腐変更券を購入すれば麺を豆腐にすることができます。また、二郎系の店でも事前申請で麺抜きに対応してくれるところもあり、野菜をマシてガッツリ食べた気分になれると人気なのです。新型コロナウイルス感染拡大の影響で健康志向が高まっていますから、今後はさらに麺なしに対応してくれる店やカップ麺が増えてくると思います」(ラーメン評論家)

 具材マシマシ、麺なしが今後の定番になるかもしれない。

(小林洋三)

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