「下敷きスパゲッティ」なるものをご存じか。言葉は聞き慣れないが、答えを聞けば、ああ、アレのことか、と大方の人が頭に思い浮かべることができるはず。弁当のメインのおかずの下に、なぜか敷かれているパスタ、いや、スパゲッティのことだ。決して華々しさはないものの、箸休めに食べるのを楽しみにしている人も多いのではないか。
そんな、誰もが知っているスパゲッティをメインの具材へと昇格させたカップ麺がエースコックから発売された。「名もなき下敷きスパゲッティ味焼そば ハンバーグ弁当風」がそれで、同商品は、ハンバーグ弁当の下敷きになっているスパゲッティの味わいを再現したというカップ麺で、ケチャップやウスターソースをベースにビーフエキスを加え、ハンバーグのデミグラスソース風に仕上げたソースと、丸刃(丸い麺)の太麺が食欲をそそる一品となっている。
作り方は一般的なカップ焼きそばと同じだが、湯切りをした麺に、「ほぐし香味油」を投入するのがポイント。あとは油で滑らかになった麺にソースを混ぜ合わせるだけ。「ハンバーグ弁当風」というのは、ハンバーグの具材をイメージした、肉そぼろと玉ねぎが入っているかららしい。
実際に食べてみると、当然かもしれないが、弁当の下に敷かれていたスパゲッティよりも存在感を感じる。が、商品名に「下敷きスパゲッティ味焼そば」とあるように、どことなく「焼きそば」のような味わいも…。
いつもなら一口で食べ終わってしまう「下敷きスパゲッティ」を心ゆくまで食べられる同商品。興味のある方はお試しを。
(ケン高田)
*写真はイメージ