本人としては自分はできているという実感があるのかもしれないが、視聴者は見過ごせなかったようだ。
タレントの坂上忍が司会を務めるバラエティ番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)にて、人気ラーメン店「蒙古タンメン中本」での食事をめぐり大炎上となってしまったタレントの小林礼奈対し、ぐっとこらえるようにアドバイスを送っている。
番組にVTR出演した小林はトラブルをブログに掲載した理由について「『本当にいづらいなと思って、帰ろうっていう状態になりました』というのを、悔しくて書いちゃいました」と、その時の感情に任せて、ブログで発信してしまったことを説明。
小林には、暴言を吐かれたという一般客に対しての申し訳なさは見受けられなかったものの、蒙古タンメン中本に対しては「実名は出しちゃいけなかったな」と、ブログで店名を公表してしまったことについては後悔している様子を見せていた。
そんな小林に対して、番組出演者のお笑いタレント・土田晃之は「僕もブログとかやってないから分からないですけど、1日(投稿を)置いた方がいいと思うんですよね」と冷静な気持ちになってからの投稿を提案。
続いて、番組MCの坂上も「よく言うじゃん。6秒ルールっていうの?」と、アンガーマネジメントの方法を説き、「1回カーッとなっても、『ん?』と考えるっていうのをやらないとダメだと思う」という観点から小林にアドバイスを送っている。
しかし、これに世間の人々からは「坂上よ、お前が言うな」「自分は実践できてるつもりなのかな」「坂上は自分のことを客観視できてないよな」「これまた見事なブーメランじゃねえかよ」など、坂上がアンガーマネジメントの法則を持ち出してコメントしたことに違和感を覚える人が多かったようだ。
「同番組でも共演者とキレ気味に言い合いになったり、昨年番組を卒業した榎並大二郎アナに対しての当たりがキツかったりする点が目立つ坂上ですから、世間の人々がツッコみたくなる気持ちも分かりますよ。昨年5月の放送では、榎並アナに対して『君さ、バイキングやってから性格がよりゆがんできたんじゃない?』と問い詰めていましたが、この発言にも『この番組でより性格がゆがんだのはアンタだろ』とツッコまれていましたね」(エンタメ誌ライター)
坂上の場合は6秒ルールを実践しているとは思えない言葉が出てくることもあるだけに、10秒だったり、もう少し冷却時間を空けてコメントするほうがいいのでは?
(田中康)