くら寿司「4年前のイタズラ動画」を警察通報!悪質投稿者への「逆襲」が始まった

 利用客が一度取った皿を再びレーンに戻すイタズラ動画が拡散していることに回転寿司チェーン「くら寿司」は、警察に相談し、厳正に対応していくことを明らかにした。同じく回転寿司チェーンの「はま寿司」でも同様の被害に対して被害届を提出すると発表しており、今後も店側の逆襲が続く可能性もある。

「『くら寿司』の拡散動画では、若い3人の男性が皿回収口にヘディングで皿を押し込んだり、一度取った寿司を再び回転レーンに戻す姿が収められています。同チェーンではレーンに抗菌カバーが用意され商品に被せられていますが、男性らは戻した寿司にそのカバーを再び被せているため、店員や他の客は気づくことができないのです。4年前に撮影された映像とはいうものの非常に悪質で、過去にさかのぼって警察に相談をするといいます」(フードライター)

 今年に入り回転寿司店でのイタズラ動画の拡散は相次ぎ、「はま寿司」でも他の客が注文した商品を一貫だけ食べるものや、わさびを乗せる動画がSNSに投稿されている。後者の動画を投稿した人物からは謝罪を申し入れたい旨の連絡があったというが、これを拒否して警察に被害届を提出する予定だという。

「回転寿司店では、レーンの衛生環境が脅かされることは死活問題に直結しますからね。そうでなくとも最近は値上げにより客離れが懸念される店もあり、これ以上集客に影響を及ぼすような行為は黙認できないということでしょう。今回の動きを皮切りに、撮影時期にかかわらず悪質な動画投稿者はかたっぱしから訴えられる可能性が高い。もはや若気の至りでは許されないことと認識するべきでしょうね」(前出・フードライター)

 回転寿司店の姿勢が抑止にもつながることを期待したい。

(小林洋三)

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