くら寿司の無料ガリが「大根ガリ」に変更!「それはもはや沢庵」の声も…【2023年後半BEST】

 いわゆる「すしテロ動画」による影響は甚大だった。2023年は回転寿司チェーン店にとっては受難の年だったと言えるだろう。ただ、迷惑動画に限らず、原価の高騰などにより各チェーン店は厳しい経営の舵取りを余儀なくされている。そんな中、くら寿司が打ち出したのが「大根ガリ」だった。とはいえ、この施策に対する消費者の反応は、驚きというより悲鳴だったようで…。(以下は12月1日配信記事を再録)

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 回転寿司チェーン「くら寿司」は12月1日より、「特製ガリ」から「大根ガリ」に変更することを発表し、ファンをザワつかせている。

 テーブル席などに置かれた注意書きには、「テーブル席設置およびお持ち帰りのガリの内容が変更になります」と記されており、大きく赤い文字で「変更後:大根ガリ(大根の酢漬け)と記載されている。今までの「特製ガリ」は、モニターから注文が可能だが、「有料」になるという。

 まさかの変更に、ファンからは「日本の貧しさを感じる」「それはもうただの沢庵」などと悲鳴が上がっているが…。

 グルメ雑誌ライターが語る。

「実はくら寿司のガリは元々、生姜と大根が半分ずつのいわば“ハイブリッドガリ”で、100%のガリを食べたい場合は、パネルで注文するスタイルでした。ファンの中には『辛みがない』と物足りなさを感じていた人もいたでしょうが、半分が大根ですから当然ですね。寿司屋のガリは無料だと思っている人も多いですが、同じ回転寿司チェーンのスシローでは、年間約1600トン、17億9400万円分を無料提供しているといいます。くら寿司でもそれに近いコストがかかっているのは間違いなく、いよいよ有料化に踏み切ったということでしょう」

 もっとも、くら寿司が100%生姜のガリを提供していたのはもはや過去の事で、現在50グラム115円で提供している「特製ガリ」は“ハイブリッドガリ”だ。

 今年2月には、回転寿司チェーン「はま寿司」の店舗で、富山県内の男子高校生がガリの容器に直接、箸を入れて食べる動画がSNS上に拡散。威力業務妨害などの疑いで刑事事件に発展している。このような迷惑行為が発生したことも、有料化がすすめられた理由のひとつだろう。

 ガリは決して寿司の主役とはいえないが、箸休めには最適だ。生姜のピリリときいた本格的なガリを食べたいなら、分厚く大ぶりのガリを提供する、スシローが最適解かもしれない。

(ケン高田)

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