「麻生さんはゴリラタイプ」「引退しないし」杉村太蔵の失言に視聴者ヒヤヒヤ

 1月15日に行われた講演会で、日本の少子化について「一番大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化している」と発言し、批判にさらされている自民党・麻生太郎副総裁。一部では「岸田大増税」の旗振り役とも報じられ、バッシングの声は高まる一方だ。
 
 そんな中で、元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が、麻生氏を「ゴリラタイプ」と指摘する一幕が、1月18日の生放送番組「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で見られた。
 
 この日のゲストはゴリラ研究の第一人者として知られる霊長類学者の山極壽一氏。番組では、世間のニュースをゴリラ社会に置き換えて、ズバズバと解説して視聴者の共感を集めた。
 
「ゴリラに学ぶ“理想のリーダーシップ”」と題したコーナーでは、小泉純一郎氏から岸田文雄現総理まで、杉村太蔵が議員になってから総理大臣を務めた9人の顔写真をパネルで紹介。進行の大島由香里アナが杉村に「この中にゴリラ型に分類されるリーダーっていうのは、どなたになるでしょうか?」と直球質問。杉村は「こんな難しい質問ありますか」と困惑。先のゴリラ解説で、「リーダーには愛嬌がある」と山極氏が語っていたこともあって、杉村は明言を避けつつ、「でも…みなさん、トップに立っただけあって、愛嬌はあるんじゃないですかね」として小泉氏のユーモアあふれる話力についてコメントしていた。

 その後、山極氏は「ゴリラのオスは寿命が終わるまでリーダーであり続ける」と解説。これに杉村が「引退しないんですか?」と尋ねると、山極氏は「引退しない。年を取って力が弱っても群れを追い出されることはないんです」と回答。

 ここで杉村は先ほどのゴリラタイプの総理について、「その流れでいくと、先ほどのアレだと、麻生さんは非常に近いかもしれませんね。ゴリラタイプとして」とコメントして、「引退しないし」と付け加えると、スタジオは大爆笑。慌てて「愛嬌があるし」と訂正しつつも、「ごめんなさい、失言だったら申し訳ない。ドキドキしながら話している」と語って、共演者を笑わせていた。

「自民党では若手議員は国政選挙の比例代表候補について、『73歳定年制』のルールの徹底を求めていますが、二階俊博氏(83)らを筆頭にベテラン議員は強く反発。08年から第92代内閣総理大臣を務めた麻生太郎氏も現在82歳で、引退する気配はありません。引退しないゴリラのリーダーに麻生氏を重ね合わせた太蔵さんの意見はごもっとも。とはいえ、SNS上では《太蔵さん今の失言は大丈夫か?》《麻生をゴリラ呼ばわり笑》《太蔵さんヒヤヒヤさせないで》といった反応が寄せられていました」(ネットライター)

 失言を繰り返しても副総裁の座に居座り続ける麻生氏に「引退」の2文字はないのかもしれない。

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