ひろゆき氏は「否定派」に苦言!猫サブスク「ねこホーダイ」は正義か罪か?

 12月15日からスタートした、株式会社のら猫バンクの「ねこホーダイ」に批判が殺到している。月額380円のサブスクに加入すれば、追加料金なし、審査なしで同社が管理する猫のレンタルや返却が可能になるというサービスに「命をおもちゃにするな」といった声が相次いでいるが、一方で擁護する声も見られる。

「のら猫バンクは、猫を飼うなら一生責任を持って面倒を見ることは当たり前としながらも、高齢者や単身者が猫を飼うのが難しいことから、その責任を同社が負い、人と猫をつなぐプラットホームとしてサービスを始めたと説明しています。ただ、サブスクに加入すれば面倒な審査やトライアルもなく誰でも猫を借りられることから、環境の変化に弱い猫のストレスを危惧する声や、猫への虐待を心配する指摘も出ているんです」(情報誌ライター)

 ネット上では同サービスへの批判が殺到しているが、その一方で2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき氏は自身のツイッターで、「誰にも引き取られなかったネコは、2020年に2万3764匹殺されました」と説明し、行き場を失った猫を引き取ってもらうための苦肉の策であると擁護。批判する人たちを「お気持ち優先派」として、猫レンタルを減らしたいのであれば、口だけでなくシェルターから猫を引き取って行動で示せと投稿している。

「確かに、審査があることで猫を飼いたくても飼えない人がいるのは事実でしょう。しかし、審査がないことで猫を虐待目当てに引き取る人や、しっかり管理できず望まない妊娠をさせてしまうケースも出てくると思います。そうした場合に猫バンクはどのように責任を負うのか、もう少し説明をしてもらいたいですね。今後、実際にねこホーダイを利用した人たちの様々な状況がSNSなどに投稿されると思いますが、飼い主も猫も幸せに暮らしている報告が増えるように、猫をただ貸していらなくなったら引き取るだけなく、飼育状況を確認するなど、しっかりと管理してもらいたいものです」(猫雑誌編集者)

 月額380円支払えば、もらうのも手放すのも0円というが、猫を飼う行為をそこまで簡単なものにしていいのか、あるいは簡単だからこそいいのか。疑問は尽きない。

(小林洋三)

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