日本のコンビニエンスストアが販売するサンドイッチの具材の量が物議を醸している。ある在日カナダ人英語教師がツイッターで不満を漏らし、実業家のひろゆき氏が反応。ネット空間で、ちょっとした論争が巻き起こっている。
問題となったのは、カナダ人英語教師が11月12日に投稿したツイート。「日本で初めてコンビニのサンドイッチを買うまで、私は日本人を100%信用していました」と綴り、カナダと日本のサンドイッチを比較した図を公開した。カナダのコンビニのサンドイッチは前から見ても横から見ても具材の厚さは同じ。一方、日本のものは前から見ると具材は厚みがあるが、見えない方は具が少なく薄くなっている。
ひろゆき氏は11月15日更新のツイッターで、このサンドイッチ問題を取り上げたネットニュースの記事を貼り付け、「大手のコンビニですら客を騙す行為を問題だと感じてないし、日本人の多くも見過ごしてる。こうやって、少しづつ劣化していくんだろうなぁ、、と」と私見を述べた。
これにネット上では「表面だけ具を多く挟み、具沢山に見せているのは問題」「だからコンビニのサンドイッチは買わない」など批判的な意見がある一方、「食べたときに具材が飛び出さない工夫だと思っていた」「全体的に具材が詰まりすぎていると、噛んだらはみ出すので食べにくい」と擁護する声もあり、両者一歩も譲らぬサンドイッチ論争に発展した。
カナダ人英語教師やひろゆき氏が指摘するように、日本のコンビニのサンドイッチは客の信用を落とすものなのか、それとも食べやすい工夫だったのか。真相は定かではないが、この騒動で株を上げた喫茶店チェーンがあった。
「コメダ珈琲店です。カナダ人英語教師へのリプライで、同店のサンドイッチを推すコメントが複数ありました。そこで彼は、実際にコメダ珈琲店でサンドイッチを食べたことをツイッターで報告。『サンドイッチの具がたっぷりです!』と喜び、その時の写真も投稿。コメダ珈琲店にとっては、漁夫の利を得たような形になりました」(情報誌記者)
大手コンビニチェーンで「全面具沢山」のサンドイッチが売り出される日は来るか?
(石田英明)