今年の漢字「戦」を茶化した!? 仮面ライダー俳優のツイートがプチ炎上したワケ

 12月12日、お昼のワイドショー番組の注目を一手に集めながら発表された「今年の漢字」は「戦」だった。日本漢字能力検定協会が毎年恒例としているこの「今年の漢字」をきっかけに、ある人気俳優がプチ炎上状態となっている。

 2002年に「仮面ライダー龍騎」で仮面ライダーナイト役を演じた俳優・松田悟志(43)はこの日、自身のTwitterを更新。「今年の漢字」発表のニュース記事を引用した上で「まさに『戦わなければ生き残れない!』ってコト!?」とツイートした。

 「『戦わなければ生き残れない!』とは、松田が出演した仮面ライダー龍騎のキャッチコピーであり、松田の役である仮面ライダーナイトのセリフでもあるため、ファンを喜ばせるために自身の作品とかけて反応したことが分かります。さらに、流行りの“ちいかわ構文”(“〜ってコト!?”という、人気漫画キャラのセリフの言い回し)も取り入れた内容だと受け取れるのですが、特撮ファン以外からは厳しい指摘の声があがっています。この投稿には《なんでこんなツイートができるのか不思議で仕方ない。ウクライナ侵攻により『戦』争の恐ろしさを目の当たりにした1年という意味ですよ?》《選ばれた理由に戦争があるんですから、こんな風に茶化すのはちょっと違う》《特撮と関連付けるのは幼稚すぎるし、ちいかわ構文で反応するのも違和感》といった声が寄せられました。『戦』が選ばれた理由の中に、ロシアによるウクライナ侵攻があげられているため、不適切だと感じるユーザーが多かったようです」(情報誌ライター)

 松田はユーザーから寄せられた「茶化すのは違うと思います」という指摘のツイートを引用し、「僕が戦争のことを茶化すわけないじゃないですか。。『戦わなければ生き残れない』は仮面ライダー龍騎のコンセプトです」と説明したが、これも特撮ファン以外には響かず。賛否分かれる状況をより深めてしまった。

(浜野ふみ)

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