トップ女優になった小池栄子…「イエローキャブ3人娘」の現在地

 80年代後半以降、数多くの人気グラドルを輩出した芸能プロダクション「イエローキャブ」。現在ある同名の事務所は商標などを買い受けた別法人で、元々の会社は15年に約4億円の負債を抱えて倒産している。

 だが、一番勢いのあった90年代末〜00年代初頭には、名物社長だった野田義治氏のもとグラビア界を席巻。その中心にいたのが小池栄子、MEGUMI、佐藤江梨子の“イエローキャブ3人娘”だ。

 すでに全員40代となったが、いずれも女優として活躍。なかでも小池栄子は、放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で小栗旬演じる主役・北条義時の姉、北条政子を好演。さらに数々の映画賞を受賞するなど今や押しも押されもせぬトップ女優のひとりだ。

「トークスキルが高く、タレントとしても一流です。現在もドラマだけでなく『クレイジージャーニー』(TBS系)や『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)のレギュラーを務め、CM本数は10社と好感度もトップクラス。グラドル出身の女優の中ではもっとも成功した人物と言えます」(スポーツ紙芸能デスク)

 また、MEGUMIも当初はバラエティ番組での活動が中心だったが、08年にDragon Ashの降谷建志との結婚後は本格的に女優業へシフト。19年にはブルーリボン賞助演女優賞を受賞するなどここ数年の活躍は目覚ましい。さらにカフェ経営やフリーペーパーの編集長、クリエイター向けウェブメディアの運営を手掛けるなど実業家としても活動している。

 そして、佐藤江梨子は3人の中でいち早く女優としてブレイクするも、熱愛騒動などで勢いが失速。しかし、その後もコンスタントに作品に出演し、結婚・出産を経た現在はバイプレーヤーとして存在感を放っている。

「同時期に同じ事務所に所属していたグラドル3人が20年後、女優としてそれぞれ活躍しているのは本当にスゴいこと。若いグラドルだけでなく事務所関係者にとっても将来あのようになりたい、なってほしいというロールモデルになっています」(同)

 彼女たちの功績は、世間が思っている以上に大きいのかもしれない。

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