電撃引退の日ハム・杉谷拳士、タレント転向で石橋貴明の事務所に所属か

 28日未明、「スポーツ報知」のウェブ版がスクープとして報じた北海道日本ハム・杉谷拳士内野手の電撃引退。記事によれば、11月5日に東京ドームで行われる侍ジャパンとの強化試合が引退試合となるという。

 帝京高校から08年ドラフト6位で入団した杉谷は、入団3年目の11年に1軍戦初出場。レギュラーを獲ることは叶わなかったがスイッチヒッターで捕手以外の内外野どこでも守れるユーティリティプレーヤーとして、チームには欠かせない存在に。だが、今年は打率1割6分5厘と2年連続で成績が低迷。まだ31歳だがみずから区切りをつけ、ユニフォームを脱ぐ決断に至ったようだ。

「先に球団が発表した戦力外通告選手のリストに名前がなかったため、この引退報道には驚きました。でも、これまでプロ野球選手らしからぬトークスキルで爪痕を残し、毎年オフには各テレビ局から出演オファーが殺到。ウチの局でも早速出演依頼を出す予定です」(北海道のテレビ局プロデューサー)

 昨オフこそ新庄ビッグボスの意向によりテレビ出演を自粛。トレーニングに専念していたが、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)のリアル野球盤コーナーにはレギュラーとして出演中だ。

 そもそも同番組は母校野球部の先輩である石橋貴明からの直々のオファー。その石橋は昨年9月20日に配信した自身のYouTubeチャンネルで、自身が代表を務める芸能事務所「アライバル」に杉谷が所属する可能性を示唆。「現役時代より稼げるかもね」と語っている。
 
「それは間違いないでしょう。タレント転向で成功した元プロ野球選手には長嶋一茂や板東英二、巨人のコーチ就任前の元木大介などがいますが、あれくらい活躍してもおかしくないでしょう」(同)

 芸能界ではレギュラーを獲れるように杉谷のセカンドキャリアに期待したい。

スポーツ