およそ1年半にわたって70人以上の有名美女を鑑定してきたこの連載も今回が最終回。フィナーレを飾るのは、日本を代表する大女優・吉永小百合さん(77)。小学生の頃から芸能界で活動し、1959年にスクリーンデビュー。62年公開の映画「キューポラのある街」(日活)ではブルーリボン賞主演女優賞を当時最年少で受賞しました。
10代から第一線で活躍を続け、出演した映画やドラマは数知れず。来年にも出演映画が公開予定で、キリンビールやJR東日本といった大手企業のCMに出演しています。
そんな吉永さんの干支は「辛巳(かのとみ)」。責任感が強くて超がつくマジメ人間。「上品」というイメージがピッタリ当てはまります。
長らく芸能界で活躍してきただけあって、どんな荒波も乗り越えるバランス感覚の持ち主。仕事運、健康運、金運、恋愛運を見てもこれといった難点が見当たらない〝万能タイプ〟の運勢です。
吉永さんの命式からは「厳しい競争を勝ち抜く力」が見てとれるので、彼女の演技が日本中のサユリストに活力を与え、日本の経済成長を支えたという見方もできます。
ピンチにも強い運勢の持ち主なので、
「会社の経営がうまくいかない」
「再就職先が見つからない」
といった方は吉永さんの主演映画をチェックしては? およそ60年にわたって、好調をキープしてきた吉永さんの運気に乗っかることで、新しい道が拓けるかもしれません。
吉永さんの人相を見ても、衰えることのない人気運の高さが、補弼(ほひつ=小鼻の横の頬肉)の輝きによく表れています。白くて美しい耳と三日月のキレイな眉はまさに「貴人の相」。食べるのに困らない、裕福な生活は保障されたようなもの。
そして一点付け加えるなら、口元のほんのわずかな歪みは、本音を口にしない人の共通点。逆に言えば、めったに失言をしないという見方ができます。この歪みがあまりに大きすぎるのも問題ですが‥‥。
そんな吉永さんは今年の11月から「天剋地冲」に突入。これまでの安定を捨てて、大勝負を仕掛けてもおかしくない転換期に差し掛かります。転職や独立で人生をガラリと変えたい─。そんな人は過去の名作を振り返ってください。
長らくのご愛読ありがとうございました。
水森太陽(みずもり・たいよう)東京・池袋の「占い館セレーネ」代表。10代から占いの研究と実践を行い、四柱推命をはじめ、さまざまな占術を修得。これまで2万人以上を鑑定し、占い師の育成にも尽力している。