米国ハリウッドに本社がある世界的な音楽レーベル「キャピトル・レコード」から9月28日、配信シングルで全世界リリースが発表されたジャニーズ事務所所属の7人組アイドルグループ「Travis Japan」。今年3月からはロサンゼルスを拠点に活動し、同事務所では初の逆輸入デビューとして注目を集めている。
平均年齢25.4歳とアイドルとしてはオールドルーキーながら「ダンスの実力はジャニーズではNo.1」との呼び声も高い。では、彼らが活動していた米国での評価はどうなのか?
「世界最高峰のダンスの国際大会『World of Dance Championship』では全米予選を勝ち抜き、7月の決勝大会ではチーム部門で9位入賞。特に息の合ったシンクロダンスは高く評価されています」(米国在住ライター)
しかし、一方で米国の人気オーディション番組「America’s Got Talent」(NBC)では途中まで順調に勝ち進んだものの、9月6日放送の準決勝で敗退している。同番組はダンスだけでなく総合的なステージパフォーマンスが評価の対象となっており、英語詞のオリジナル楽曲「PARTY UP LIKE CRAZY」で勝負したが評価はもう一歩だったようだ。
「米国受けしないテイストの曲でしたし、不慣れな英語の歌詞のイントネーションなどもネックになったようです。日本なら問題なくてもネイティブの人からするとキレイな発音とは言えず、少し違和感がありました。ただし、準備期間の短さを考えれば大健闘。そもそも同じジャニーズの他のグループでも彼ら以上の評価を得るのは難しかったはずです」(同)
実際、ネット上にも番組視聴者からと思われる《同じアジア人でもBTSとは違った》《歌は期待外れだった》といった厳しい意見が並んだが、それでも《踊りはクールだった》などダンスに関しては称賛コメントが多く本場でも足跡を残したようだ。
忖度の利かないエンターテイメントの本場で揉まれ、これまでのジャニーズとは一味違うグループなのは間違いない。彼らの存在を覚えておいて損はなさそうだ。