「電通発言」で謝罪、玉川徹氏に用意された“罰ゲーム”に冷ややかな反応

 9月27日に行われた安倍晋三元総理の国葬について、何かと批判的な意見を述べてきたテレビ朝日の玉川徹氏が、29日放送の情報番組「羽鳥慎一 モーニングショー」でこう言って頭を下げた。

「昨日のパネルコーナーの中で私が安倍元総理の国葬に電通が関与しているというふうにコメントしたんですけれども、この発言は事実ではありませんでした。さらに、電通はですね、まったく関わってないというふうなことがわかりました。関係者の皆様、それから視聴者の皆様、訂正して謝罪いたします。申し訳ございませんでした」

 玉川氏は前日の放送で、安倍元総理の国葬で多くの感動や賛同を呼んだ菅義偉元総理の弔辞について、「これこそが国葬の政治的意図」「電通が入ってますからね」などと発言していた。

 この謝罪に、SNS上では《菅さんにも詫びてほしい》《いつものことながら口先だけの謝罪に見える》《デマを流布して謝罪で終わり?政治家なら辞任だけど》といった厳しいコメントが寄せられていた。

 番組の終盤では、玉川氏への“罰ゲーム”とも取れるコーナーが用意されていた。この日から始まる新番組「ニンチド調査ショー」の番宣をかねて、MCの羽鳥慎一アナと玉川徹氏、2人の認知度を発表するというのだ。

 以前に特番を見ていたという羽鳥アナは、「おそろしい番組ですよ、これ」と反応し、「盛り上がる人と落ち込む人と…」と、認知度の結果によって精神的ダメージをこうむる人が出てくると述べ、玉川氏は「これ絶対、ボク、落ち込む方に入るに決まってるじゃん」と述べ、「(認知度を)羽鳥さんと比べてさぁ」と苦笑い。さらに「ボク、この番組しか出てないんだから、視聴者層から考えて若い人はないでしょう、ボクは」と語ると、羽鳥アナは「でもネットにいろいろ書かれてますよ」とツッコミ。スタジオが笑いに包まれる中、玉川氏は「それが問題なんだよ」と吐き捨てるように言った。

「10代から70代までの世代別におよぶ調査で、羽鳥アナは脅威の96%。20代から60代は100%でした。その後、CMをまたいで、玉川氏の認知度が発表されたのですが、結果はなんと全世代で59%。30代より上の世代は高い水準をキープし、驚くことに20代の29%が玉川氏を知っていたということ。アンチの視聴者としては、低い認知度で落ち込む姿が見たかったかもしれませんが、高い認知度に玉川氏がニンマリ。ネットでは《10%くらいだと思ってたのに》《ネットの悪評が広まってるからでしょ》といった冷ややかな反応が寄せられていました」(テレビ誌ライター)

 今回の調査結果を受けて「ちゃんとします。ちゃんとします」と襟を正していた玉川氏。今後は不用意なデマ発言は控えてほしいものだ。

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