「何の意味もないわ!」上沼恵美子が世の姑たちの“出産観”を一蹴

 タレントの上沼恵美子(67)が9月25日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演。出産の方法について、自然分娩のほうが良いとする日本独特の風潮に釘を刺した。

 この日出演していた医師でジャーナリストの森田豊氏に対し、上沼は「自然分娩って今もあるんですか?」と質問。これに対し森田氏は「ありますけど、だんだん無痛分娩も…(浸透している)。アメリカではほとんどが無痛分娩です。日本で流行らないのは、麻酔科が少ないのと、あと、姑さんがうるさいんですよね」と、日本の産科事情を解説した。

 これに対し上沼は「そうなんですよ、姑がね、『痛い思いして産んだ子のほうが可愛い』とか『丈夫に育つ』とかね…関係あれへんで!」と一蹴。さらに上沼は「私の友達、無痛分娩で産んでるけど、ものすごい楽だったって。『寝てる間に産まれてたわアハハハ』って言っててびっくりした。私なんか腰から(下半身が)切断されんのちゃうかってくらい痛かったもん」と、自身の経験を振り返った。

 上沼は「これから出産する人、ほんま、『無痛分娩にせえ』とは言いませんけど、『自然分娩じゃないとあきません』とか、そんなこと絶対オススメしない!あんな痛い思い何の意味もないわ!」と力説した。

 「未だに姑さん世代だと、『無痛分娩は甘えだ』という考え方の方も多く、無痛分娩を希望している妊婦さんから『姑が無痛に否定的で』『断固反対されてしまった』という相談を多く受けます。自分の体のことなので、自分で決めるべきなのですが…『出産の痛みに耐えてこそ、母親の自覚が芽生える』と、痛みを伴うお産を美徳とする風潮がありますからね。日本で無痛分娩がメジャーになるのはまだ先かもしれないです」(産婦人科医)

 SNS上でも度々「無痛分娩反対された」という投稿が注目を集め、その度に“論争”となっている印象だ。上沼の力説が功を奏し、世の姑たちが考えを改めてくれれば良いのだが。

(浜野ふみ)

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