ミヤネ屋VS旧統一教会「遺恨バトルの全内幕」【1】ネット応援団が「#ミヤネ屋がんばれ」

 旧統一教会との〝連立政権〟ともヤユされる蜜月ぶりを暴露され、支持率急降下の岸田内閣。これを尻目に連日の「教団叩き」で視聴率を上昇させているのが「ミヤネ屋」だ。しかし、教団側も黙っていない。日本テレビ「24時間テレビ」への逆暴露で宣戦布告するなど、30年越しのバトルが本格勃発したのだ。

「自民党総裁として率直にお詫び申し上げる」

 8月31日の記者会見で岸田文雄総理(65)は多くの閣僚らが世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)と接点を持ったことを陳謝。その上で、自民党に所属する衆参国会議員379人に指示していた〝統一教会身体検査〟の公表を約束したのだ。

 官邸キャップが明かす。

「内閣改造をして支持率を下げる政権など聞いたことがない。コロナ、円安、物価高で人気を下げた岸田内閣ですが、この先9月27日には安倍元総理の国葬も控えており、下がり目はあっても上がり目はひとつもない。せめて旧統一教会問題だけでも挽回すべく、会見を開いたに過ぎません。全議員対象の調査と言っても、より密接な地方議員を除いた自己申告のアンケートでしかない。旧統一教会との関係を簡単に断絶できるはずがない」

 教団との関係を持つ議員には、離党を求める考えも示した茂木敏充幹事長だが、一方で「軽い接点の場合は名前を公表しない」など、ダメージを最小限に抑えようという魂胆が透けて見えるのだ。

 足元の火が燃え広がる一方の岸田政権に対し、旧統一教会の闇を連日取り上げるなど追及の手を緩めないのが日本テレビ系の読売テレビが制作するワイドショー「ミヤネ屋」だ。

 芸能デスクが解説する。

「この時間帯は裏番組の『ゴゴスマ』(TBS系)と激しい視聴率争いを続けていましたが、事件以降は確実に『ミヤネ屋』の数字が上回っています。やはり今、視聴者の最大関心事である旧統一教会問題を連日トップネタにし、司会の宮根誠司(59)がジャーナリストの有田芳生氏や紀藤正樹弁護士などと共に痛烈に批判する姿勢が支持を広げているのです」

 9月1日の放送では、宮根が冒頭の岸田総理の会見について、

「岸田総理が今の旧統一教会をどういう団体として捉え、過去はどうであって、これからどういう風に調べ、被害者救済をするかという具体的なお話をこれから僕らは期待しますけどね」

 と、歯に衣着せぬ物言いでバッサリと袈裟斬り。その一刀両断ぶりにツイッター上では「#ミヤネ屋がんばれ」のハッシュタグで、ネット応援団が援護射撃を繰り広げるほど人気を集めているのだ。

 読売テレビ関係者が内情を明かす。

「これまでは『ミヤネ屋』は良くも悪くも司会の宮根さんのクセのある発言で悪目立ちすることも多く、批判の声も多かった。しかし、今回の旧統一教会問題では他局の情報番組よりも、かなり攻めた内容になっているため、視聴者も溜飲を下げているのではないか」

 視聴率はこの時間トップの7%台に達するなど、イケイケどんどん上げ潮ムードだという。

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