フジテレビの宮司愛海アナウンサーが、10月から報道番組「Live News イット!」(同局系)のメインキャスターを務める。9月末で卒業するフリーの加藤綾子アナの後任。加藤アナは局アナ時代からフジの看板アナとして活躍してきたカリスマ的存在だ。宮司アナには低迷する同番組の視聴率を立て直し、〝カトパン超え〟の活躍が期待されている。
宮司アナは2015年に入社。スポーツ番組を中心に活躍し、今年3月までは週末のスポーツ番組「S-PARK」のメインキャスターを4年間担当した。2021年の東京五輪、今年の北京五輪の中継でもエースとして活躍したことは記憶に新しい。
今年4月からは主戦場を報道に移し、昼の報道番組「Live News days」の月・火曜のキャスターを担当。半年間の〝助走〟期間を経て、秋からは夕方の帯番組でメインキャスターの大役に挑む。
宮司アナが抜擢されたのは安定したアナウンス能力、経験に加え、スキャンダルがゼロであることも評価されたと、6月13日配信の「NEWSポストセブン」が報じた。21年に美容サロンのステマ騒動が報じられたが、宮司アナは関与していなかった。熱愛報道すら出たことがなく、局の上層部からの信頼も厚い。
実は、フジ出身のベテランアナも宮司アナの実力に注目していた。
「山中秀樹アナです。06年12月末にフジを退社し、07年からフリーとして活動しています。6月13日更新のツイッターでは、宮司アナについて『彼女が入社して、そのアナウンサーとしての才能をずっと高く評価していた』とコメント。夕方の報道番組のメインキャスターに就任することには『むしろ遅いくらいだ』と、もっと早く任命すべきだったと主張しています」(芸能記者)
山中アナの〝宮司アナ推し〟は今に始まったことではない。
「19年11月3日更新のツイッターでも『この子(宮司アナ)を週末のスポーツニュース枠で使うのもいいが、月〜金の帯で使うべき』と主張。フジの低迷については、昔より女性アナの起用法が下手になったのが一因とし、『この子(宮司アナ)を朝に使えばいいのに。永島くん(永島優美アナ)と配置転換はない?』と提案しました。〝朝の顔〟である永島アナより、宮司アナのほうが視聴率を取れると判断したのでしょう」(前出・芸能記者)
朝の番組でも宮司アナを見てみたいが、永島アナの立場がない?
(石田英明)