連敗阻止!オオタニサン大活躍の陰で“サワムラサン”への屈辱ツイート

 日米ですっかりおなじみになった「オオタニサン」の呼称。日本時間の10日も、LAではオオタニサンが主役だった。

 大谷翔平が所属するエンゼルスは、前日まで泥沼の14連敗中。ア・リーグ西地区の優勝争いをしていたチームがあっという間に転げ落ち、名将ジョー・マドン監督が解任されるという緊急事態下にあった。そんな中で迎えた東地区の強豪・レッドソックスとの一戦に二刀流出場した大谷は、先発で7回1失点の力投、打っては先取点を取られた直後に逆転ツーラン。大谷の勝利投手&Vアーチという大車輪の活躍でエンゼルスは地獄の15連敗を逃れた。

 エンゼルススタジアムは大谷の逆転ホームランにスタンディングオベーション。続く6回裏のべラスケスのダメ押しスリーランで球場内のボルテージは最高潮になった。日本でも「オオタニサン」がトレンド入りし、お祭り騒ぎとなる中、あまりに対照的だったのがレッドソックスの澤村拓一投手だ。

「6回裏、無死一、二塁から登板して、ベラスケスにダメ押しスリーランを献上したのが澤村。しかも、打ったベラスケス選手は9番打者で、前日まで打率1割7分とどちらかと言えば守備の人。それが澤村の球を見事に弾き返し、地元の解説者から『人生最高の当たりでは?』と言われるほどだったのですから、打たれた澤村の言われようは悲惨です。ネットでは『日本人コンビの活躍でエンゼルスが大型連敗脱出』『大谷の2ランと澤村の3ランでエンゼルスが16日ぶりの勝利』『サワムラサンが打たれたー』『ベラスケスに打たれるとは…』など散々なイジられよう。オオタニサンとエンゼルスの完全な引き立て役になっていましたね」(スポーツライター)

 澤村の現在の仕事は、ビハインドの場面で登板するミドルリリーバー。だが、ベンチでうなだれるレッドソックス指揮官の様子を見ると、次に機会が巡って来るか心配なかんじ。エンゼルスが連敗脱出した今、今度の崖っぷちはこちらのほうかも。

(飯野さつき)

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