売れた芸人はそのレベルに合った住宅に住みたがるもの。そのためか人気の芸人が集まっているマンションがあるという。
博多華丸・大吉は、05年に地元の九州から上京。華丸がピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2006」で優勝して、世に出るチャンスをつかんだ。翌07年、大吉はおよそ12年間も交際した同郷の一般女性とゴールイン。東京で新生活をスタートさせた。のちに、家賃が高いマンションに引っ越し。ここに15年、家族4人で移り住んだのが千鳥のノブだ。
ノブは、同じ吉本興業所属の先輩にあたる大吉より2階上に居住。大吉宅より家賃が高いペントハウスだった。千鳥はその後も破竹の勢いでレギュラー番組を増やしていき、ノブは18年に冠番組「テレビ千鳥」(テレビ朝日系)の企画で、高級外車のメルセデスベンツ・E 450 4MATIC カブリオレ スポーツのオープンカーを1142万円で購入できるまでになった
現在、そのノブ一家が住むマンションの真下に住んでいるのが、サンドウィッチマンの伊達みきお。サンドは売れてもなお、地方営業やロケで全国を飛び回っている。その行き先で買ったお土産、地元の宮城県で有名な「三角定規あぶらあげ」などを、名乗ることなくノブ宅の玄関のドアノブにかけているという。
「売れっ子同士のマンションなので、ちょっとした問題もあるようです。ノブには小学生の息子が2人いるのですが、家のなかを走り回ると階下の伊達宅に迷惑がかかるので、奥さんが『走ったらダメ! 下は伊達さん』と教育。おかげで今では、息子たちが家のなかをすり足で歩くようになったとか」(週刊誌記者)
千鳥とサンドでいえば偶然にも、富澤たけしと大悟がご近所さん。しかも、子どもたちの小学校が同じだ。富澤は休日だったある昼間、近所の小さな池でザリガニ釣りをしている大悟を発見したことがあったそうだ。ロング酎ハイを飲みながら、連れたザリガニを近所の子どもたちに触らせていた大悟を見た近所の住民が、「不審者がいる」と通報したこともあったという。
大吉、ノブ、伊達と続く売れっ子マンション事情。現在は、サンドと同じM-1王者の霜降り明星のせいやも住んでいる。
(北村ともこ)