「おはようございます!全校集会のお時間です!生徒会長の金子です!」
独特のテンションで学ラン姿の高校生に扮し、ネタを披露していたのは、お笑い芸人の生徒会長金子だ。
エンタの神様に出演していた頃は、そのキャラクターで大ブレイク。しかし、その後はテレビで見かけることが少なくなってしまった。現在彼はどうしているのだろうか。
記者が金子に取材を申し込んだところ、驚きの答えが返ってきた。
「実は今、元芸人の親友が立ち上げた訪問介護の会社でバイトをしているんです。コロナで芸能の仕事が無くなった時に彼から連絡があり、今は介護士として働きながら、資格取得のため勉強中です」
現在、生徒会長ではなく介護士として活躍する金子。もしかして、長年続けていた芸人を辞めてしまったのだろうか。
「いえ、今は昔からの知り合いがやっている芸能事務所と業務提携して芸人としても活動しています。介護の職場では、芸能の仕事を優先して良いとシフトの都合をつけてもらって、本当に感謝の極みです。ちなみに職場の方たちは、僕が芸人であることは知りません(笑)。ありがたいことに、事務所移籍初年度のライブは満員御礼でして、最近は配信のほうに力を入れていて、マシェバラという配信アプリでは月間獲得ポイント1位を獲得しています。エンタ時代に苦労したエピソードですか? 当時は、テレビ向けではないブラックユーモアな笑いをやっていたため、ネタ作りに苦労しましたね。最もキツかったのは、地方営業の時。ブラックなネタしかない状況で、家族連れで埋まっている会場で30分、ここでは言えないようなネタを披露してしまい、大惨事になりました(笑)。来年は、地元横浜で1000人ライブを計画しています。1人でも多くの人に生でしか見ることのできないお笑いを届けたいと思っているので、ぜひ金子のTwitterフォローを宜しくお願い致します!」
介護士と芸人、どちらも全力で頑張る生徒会長金子の今後に注目だ。
(佐藤ちひろ)