テレビから姿を消した長井秀和、芸能収入311円でも大成功が”間違いない”ワケ

 05年、人気お笑い番組「エンタの神様」(日本テレビ系)に出演し、毒舌キャラで大ブレイクしたのは、当時ピン芸人として活躍していた長井秀和だ。人気絶頂の07年に海外で女性問題を起こしたと報道され、その後はテレビの世界から遠ざかっていたが、現在どうしているのだろうか。

 先日、新宿・歌舞伎町にある彼が経営する焼肉屋・「元気大将」を訪ねると、まさかの長井本人が店頭に立ち、ファンの女性を接客している最中であった。そこで、現在の仕事について聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

「今ですか? 確かに、テレビには出ていませんが、毎日忙しくしていますよ。飲食業の他、結婚式の司会業や英会話講師、タレントのプロデュース業にNPO法人の支援と、複数の事業を抱えています」

 しかし、世間が気になるのはやはりテレビから遠ざかるきっかけとなった事件だろう。長井がフィリピン滞在中に17歳の少女に“手を出した”として現地の警察に身柄を拘束されたことを写真週刊誌「FLASH」が報道。所属事務所は長井には非はなく詐欺の被害者であるとコメントしたものだった。

 本人は当時のことを振り返り、明るくこう語る。

「まあ、あの事件のイメージでせっかく決まったイベントの仕事がキャンセルになることもありましたね。結局、報道されていた事実はないのですが、『やっていないことの証明』は難しい。でも、今メインでやっている仕事に支障はないですし、ネットの情報を消したり、無理に反論しようとは思っていませんね。だけど、報道された当時は、小さな子供を持つご近所に住むママさんたちから、『いつまでここにいるんですか?』と嫌味を言われたり、病院に行っただけで『長井秀和が何度も病院の前をうろついて、看護師をナンパしていた』なんて根も葉もないウワサをたてられたりで、困りましたよ。今は前向きに考えて、笑い話にしていますけどね」

 今後、芸能界復帰の可能性を聞いてみると…。

「そういえば、今月の芸能の仕事での給料は、311円でした(笑)。でも、他の事業に力を入れているので、悠々自適とは言いませんが、十分にやっていけますので」

 今後も、さまざまな事業展開で我々を驚かせてくれることは間違いなさそうだ。

(佐藤ちひろ)

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