4月12日、ファミレス大手すかいらーくHDが新型コロナウイルス対策としてグループ店に設置していたアクリル板の常設を廃止して、客の希望制にしていたことがわかったと「JCASTニュース」が報じたが、これにネット上では《評価できる》と歓迎する声も少なくない。
同ニュースサイトによれば、すかいらーくグループは2020年7月から対面式テーブルにアクリル板を設置していたが、3月21日にまん延防止等重点措置が全都道府県で解除されたことから「テーブル上のスペースをゆったりとご利用いただく」ため、客からの希望がなければ設置しない方針に変更したという。
これにネット上では《これは評価できる。あんなちょっとした仕切りでコロナ対策になるとはとても思えなかった》《いいと思う。すかいらーくグループじゃないけど、アクリル板が汚れてる店が多すぎて、むしろ不衛生に感じていた》《家族で利用しているのに目の前にアクリル板があっても何の意味もないし、むしろ邪魔以外の何物でもなかった》《あの対策してますアピールにしかならなかったアクリル板を大手が率先してやめてくれるのは本当にありがたい》など称賛の声が多く寄せられていた。
「アクリル板は咳やくしゃみなどの飛沫をブロックすることは出来ますが、設置すれば設置するほど空気の循環が悪くなり、正常な換気をさまたげる可能性が高いと言われていて、コロナ感染の原因のひとつであるエアロゾル(空気中を浮遊する微小な粒子)がアクリルに蓄積して、むしろ感染する可能性を高めるという研究結果もあるほどなのです。また、アクリル板が設置されていることで声が聞き取りづらくなることから声が大きくなる傾向もあったりと、コロナ対策としてのアクリル板には疑問が多くありましたから、やめるというのもひとつの正しい判断だと思います」(社会部記者)
以前からアクリル板を無意味だと思っていた人もかなり多かったようだ。
(小林洋三)