SNS画像から浮上した「安倍晋三元総理ゲーマー説」とは?

 ロシアのプーチン大統領との会談は27回と日本の歴代総理では最多の安倍晋三元首相。これは西側諸国の政治家でも群を抜いて多かったが、3月21日にロシア外務省から交渉停止を通告され、自身が築いた日露関係はふりだしどころかマイナスになってしまった。

 そんな安倍氏だが国際社会では“プーチン大統領をよく知る人物”として認識されているのか、3日に全米アジア研究所で講演、18日には米シンクタンク「ウッドロウ・ウィルソン・センター」の取材に応じ、ウクライナ情勢などについて語ったことを自身の公式ツイッターに投稿。いずれもオンラインによるものだったが、このとき一緒に公開された画像がちょっとした物議を醸している。

「ネット上の有志が画像を解析したところ、安倍氏が使用していたノートパソコンは、オンラインゲーマーが使うゲーミングPCであると指摘。それで『安倍元首相はゲーマー』だとプチ祭り状態になったんです」(エンタメ誌ライター)

 そもそもこのノートPCは、家電量販店で扱っているようなモデルではないという。

「台湾のMSIの商品らしく、『GF75 Thin 10U』と特定している人もいます。オンラインゲームユーザーには知られたメーカーで、日本だとゲーミングPCを専門に扱うショップや通販サイトで購入できます。高性能であることは間違いないですがビジネス仕様ではないため、政治家が仕事で使うなんて通常ではまずありえません」(同)

 SNSの画像だけでは安倍元首相の愛機と断定することはできないが、背景の様子から事務所だと思われる。そのため、秘書の持ち物か事務所のPCという可能性も否定できないが、いずれにしてもちょっと不自然だ。

「もちろん、ハイスペックなので仕事用に使おうと思えば使えます。処理能力に優れているため、オンラインで打ち合わせや取材などをこなす機会が多いことを考えて利用しているのかもしれませんね」(同)

 ただし、これでは宝の持ち腐れのような気も。ぜひ本来の用途であるゲームにも使ってもらいたいものだ。

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