“電車コストコ民”に悲報! 5/1で宅配便廃止に「担いで帰れってことか」

 アメリカ生まれの会員制大型スーパー「コストコ」。日本には現在30倉庫もあり、2022年夏には栃木県壬生町、2023年春には大阪府門真市に新店舗がオープン予定。コロナ禍の日本でも積極的に展開し、今では「業スー(業務スーパー)」「カルディ」と合わせてバラエティ番組の買い物御三家。テレビに出ない日はないといってもいいほどの人気を誇る。

 コストコの魅力は、海外のアイテムが並ぶのはもちろん、商品のボリュームの大きさもウリとなっている。トイレットペーパー1袋60ロールやグレープフルーツジュース2.8L×2本セット、ハリボーのグミがバケツサイズで980gなど、ひとつひとつのサイズやセットの量が大きいため、大家族はもちろん、店舗まで遠く滅多に行けないという人、さらに備蓄マニアまで、コストコでドーンと買いたいと思わせる魅力がある。テレビで10kgの肉の塊を、料理自慢の芸能人がどんどん調理していくのを見たことがある人は多いのではないだろうか。

 そんなコストコだが、先日会員に送られてくるお知らせメールで一部コストコユーザーに悲報が。それは「宅配便サービス終了のお知らせ」。コストコでは会計終了後、購入品の配送の手続きができるようになっていて、過去には佐川や郵便局、現在はヤマト運輸が行なっているが、このサービスが廃止となるという。

 お知らせを一部抜粋すると、「弊社の倉庫店における配送サービスに関して見直し検証を行い、ご購入後の宅配便サービスご利用の頻度の高い商品について、適宜、コストコオンラインでの取り扱いを充実させてまいりました。そして日々、多くの会員様にご利用いただいております。そこで、誠に勝手ながら倉庫店からの宅配便サービスを2022年5月1日(日)をもちまして終了とさせていただきます。(中略)コストコではオンラインでも商品の購入が可能です。是非、この機会に一度、コストコオンラインをご利用してみてはいかがでしょうか」。つまり、今後は生鮮食品や冷凍品以外はネットで買ってね、ということだ。

 これに絶望しているのが、車を持っていないコストコ会員。「今までチーズケーキや冷凍品は持ち帰って、常温でOKなジュースとか缶詰は配送にしていました。30kgまでで1000円少しで送れるのでとっても便利だったのに、これからどうすればいいのか。そもそもコストコのオンラインは店頭と値段が違うし、店頭にあってもオンラインで売ってないことだってあるのに」(コストコ会員歴20年以上の女性)
 
 例えば首都圏の場合、川崎や多摩境、新三郷や幕張などに店舗はあるが、そもそも首都圏エリアは電車やバスが充実しているので車を持っていない人も多く、歩いてコストコに行く人も多い。

「買い物して外に出ると、持参したカートに段ボールを重ねて運んでいる人もたまに見ますよ。そういう人は大体一人で来ていますね。ママ友との付き合いとかで事前に車出してもらうとか、購入後誰かの家に行ってシェアするとか精算するとか、そういうコストコ前後の作業で結局半日近くかかるから、そういうのがないのはちょっと羨ましいかも」(月一でコストコ利用、30代女性)

「とりあえず4月までに、重たいものやかさばるものはどんどん配送して、それ以降は担いで帰るとしても、おそらく3kgとか4kgが限界。カートで行っても段差や移動を考えると10kgなんて運べない。店頭で安くなっているもの、品薄になっているものだとしても重さや大きさを考えたら買えなくなるかも」(コストコ会員歴20年以上の女性)

 地方なら1人1台車を持っているのが当たり前かもしれないが、首都圏では逆に車がないのが当たり前。実質、電車で買いに来るお客さんをガッカリさせるようなサービス廃止は、首都圏エリアの店舗にどんな影響があるのか。コストコが、オンラインでの購入者を増やしたい意図でのサービス廃止だとしたら、逆に会員を減らす結果につながるかもしれない。

(ロドリゴいしざわ)

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