漫画「相談役 島耕作」完結で“次回作タイトル”めぐり予想合戦勃発

 弘兼憲史氏の漫画「相談役 島耕作」が2月24日発売の「モーニング13号」をもって連載を終了した。

「島耕作」は83年の「課長 島耕作」に始まり、連載中の「相談役 島耕作」まで続く人気シリーズ。初芝電器産業に勤めるサラリーマンの島耕作を主人公に、日本の企業戦士が世界を股にかけて仕事や恋に励む姿が描かれた。

 島が出世するのに合わせて、漫画のタイトルも「部長 島耕作」「取締役 島耕作」「常務 島耕作」「専務 島耕作」「社長 島耕作」「会長 島耕作」「相談役 島耕作」と変化。そしてモーニング13号で島は初芝の相談役を退任し、「相談役 島耕作」は終了することとなった。

 もっとも、島耕作シリーズは続くようで、ページの最後には〈次は「○○耕作」? 3月24日(木)発売の17号を乞うご期待!〉とある。そこでネットでは次の島耕作の肩書がいったい何になるのか、予想合戦が始まっている。

「最終回に登場するいくつかの言葉がヒントではないかという声があります。例えば島の『俺も来年は後期高齢者だ』というセリフ。これにより次は『後期高齢者 島耕作』になるのではないかとの予想も出ました。また『社外取締役』や『仕事人間』も候補に挙がっています」(マンガ誌ライター)

 島耕作シリーズは先に挙げたものに加えて、島の学生時代を描いた「学生 島耕作」や新入社員時代の「ヤング 島耕作」もある。さらに弘兼氏が描いた作品ではないが、「転生したら島耕作だった件」や「騎士団長 島耕作」といったスピンオフも存在しているため、次回作の予想もなかば大喜利状態になっているのだ。

「シュールな案も多く、『要介護認定 島耕作』や『認知症 島耕作』なんて案もありました。『霊界 島耕作』までいくと笑ってしまいました。とんでもない予想ですが、この世を去った島耕作が霊界で昔の恋人たちと再会。恋の鞘当てが繰り広げられるという話は絶対にないとは言い切れない。それぐらい島耕作シリーズの懐は深いんですよ」(前出・マンガ誌ライター)

 果たして次回作のタイトルは何になるのか。17号で発表される答えが待ち遠しい。

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