藤井聡太の「五冠」を五輪競技に例えると…師匠の解説にツッコミ殺到

「王将戦」を4連勝で制し、史上初となる”10代での五冠”を達成した藤井聡太五冠(19)の師匠である杉本昌隆八段(53)の解説がネット上で物議を醸している。

 2月14日、藤井五冠の地元である愛知県での放送を中心としたローカル情報番組「ドデスカ!」(メ〜テレ)に出演した杉本八段は、五冠達成がどれだけの偉業であるかをこう解説した。

「将棋界では五冠達成をしたのは今まで3人で、今回で4人目になるということで。例えるならば、開催中の北京オリンピックで、スキーとスケート、ボブスレーとカーリングにジャンプと、あらゆる競技で金メダルを取ったようなものだと思います。将棋の場合はやることは同じですが、持ち時間設定なども違いますので、そういう意味では5つのタイトルの重みというのは、ひとつひとつが金メダルに匹敵するものだと思います」と北京オリンピックの競技に例えて藤井五冠を称賛した。

 ネット上ではこのコメントに対し《過大表現すぎ》《少し口が滑ったか》《不適切な例えだな》《持ち時間が違うのかもしれないが、同じ競技には変わりない。将棋は国内競技だし》《スポーツに興味なさそうな発言》《オリンピックの最中なのと、あまりの嬉しさで勢い余って言っちゃったんだろうけど、批判浴びてもおかしくない》《五冠が凄いのはわかるけど、五輪選手への敬意ないな…》などのツッコミの声があがってしまった。

 スキーとスケート、ボブスレー、カーリングにジャンプで全て金メダルを取った選手など未だかつていないが、”10代での五冠”もそうそうありえないほどの偉業だと讃えたかったのだろう。例えは適当でなかったかもしれないが、杉本八段の興奮度合いが伝わる解説であった。

(浜野ふみ)

ライフ