浜辺美波「ドクターホワイト」が大反響も第2話以降が懸念される理由

 女優の浜辺美波が主演を務める連続ドラマ「ドクターホワイト」(フジテレビ系)。「ドクターX」(テレビ朝日系)のようなヒット作となるか注目されるなか、17日に放送された初回の平均世帯視聴率は11・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進した。

 本作は、浜辺演じる天才的な診断能力を持つ謎の女性が「それ、誤診です!!」と現役医師の診断を覆し、患者の命を救う医療ミステリー。第1話は、医療ジャーナリストの狩岡将貴(柄本佑)がランニング中に、公園で倒れている女(浜辺)を発見。病院で目を覚ました彼女は自らを「白夜」と名乗るも、記憶を失っていた。

 行くあてもなく将貴の家に連れて来られた白夜は、将貴の妹・晴汝(岡崎紗絵)の異変に気付く。病院に搬送された晴汝は、脳動脈瘤による症状と診断されオペ室に向かうが、すんでのところで白夜がそれを覆して…という要素多めの展開だった。視聴者からの反響は《浜辺美波がめちゃくちゃ可愛かった》《浜辺美波の可愛さがたまらない》《とにかく浜辺美波が可愛くて最後まで見てしまった》などと、内容よりも浜辺のビジュアルを称賛する声が多数を占めていた。
 
 医療ドラマといえば周知のとおり、米倉涼子主演の「ドクターX」シリーズが圧倒的な強さを誇る。2021年10月期放送のシーズン7の初回視聴率は19.0%、全話の平均世帯視聴率は16.5%を記録した。対する浜辺は、今回が医療ドラマ初挑戦にして、プライム帯の民放連続ドラマも初主演となる。視聴率のとれる女優となれるか、試金石となる作品だ。

 浜辺は21年にドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系)に出演、20年にはドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系)、「アリバイ崩し承ります」(テレビ朝日系)で主演を務めたが、平均世帯視聴率はどれも2桁に届いていない。

「浜辺の演技はこれまでも、棒読み、活舌が悪い、わざとらしいといった残念な評価をされることもありました。目の肥えたドラマファンは、かわいいだけでは繋ぎとめられません。今回はとくに難しい役どころですから、これを今後どのように演じてみせるのか。物語が動く2話目以降の数字に注目ですね」(テレビ誌ライター)

 これまでの浜辺に対する評価が〝誤診〟と思わせるほど、素晴らしい演技に期待したい。

(石田英明)

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