和田アキ子「のど不調」を訴えながらも生出演、局の対応に疑問の声

 1月23日、歌手の和田アキ子(71)が、自身がMCを務める「アッコにおまかせ!」(TBS系)に生出演したが、喉の不調を理由に番組途中からはマスクを着用した状態で番組を進行した。視聴者からは和田の体調を心配する声があがっている。

 和田は番組冒頭で「ちょっと申し訳ございません。私事ですが喉の調子があんまり良くなくて。もちろん、PCR検査も抗原検査も陰性でしたけども、あんまり(声を)はることができないので、ちょっと今日はおしとやかに参りたいと思います」と喉の不調を訴えつつも、検査の結果が陰性だったため、番組を普段どおり進行すると表明した。いつもより控えめではあるが、おなじみの掛け声「アッコにおまかせ!」で番組はスタートした。

 しかしその後も何度も咳が出たり、声がかすれて出にくそうな場面があり、番組の進行を手伝う宇内アナからは「ご無理なさらず」と声をかけられていた。番組ではまさに、芸能界でコロナ感染者が急増していることを取り扱っていたということもあり、視聴者からは《アッコさん声辛そうだけどコロナじゃないよね?》と和田のコロナ感染を心配する声があがった。

 そして番組中盤、和田は「すいません、私事ですけどちょっとさっきから咳が出だしたんで、念の為にマスク。すみません、申し訳ないです」とマスクを着けながら生放送を続ける判断に。和田は「検査も受けて大丈夫なんですけど、本番でスタジオが乾燥していて、咳が出ると、なんかみんなに申し訳ないなって、すみませんね本当に」と、終始周囲に気を配っていた。時折激しい咳をこらえながら、胸を手で抑えて苦しんでいる様子も見られ、視聴者からは《CM明けにアッコさん退場しててもおかしくない》《VTR中もコンコンしてるし、続行はやばいでしょ》と声があがるほどに。Twitterでは「アッコさん」というワードがトレンド入りする事態となった。

 マスク姿で最後まで生放送をやり遂げた和田は、「今日は本当にこんな格好(マスク姿)で不快な思いをされた方、お許しください」と繰り返し謝りながら、オミクロン株への警戒を呼びかけ番組を締めた。

 しかし最後まで番組に出続けたことに《今日は欠席のほうが安心できたのでは》《「調子が悪い人は休みましょう」を、テレビが実践しないと。悪い見本のよう》《アッコさんほどの大御所が体調悪いのを我慢して出演してたら、後輩芸能人たちも休みにくそう》《局がちゃんと出演させない判断をするべきだっただろ》とネット上では批判の声があがってしまっている。

 芸能界で感染が広がっているのは、テレビ局の対策意識の低さ故だと決めつけられてしまうような放送となってしまった。視聴者は和田の復調を祈っている。 

(浜野ふみ)

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